2021年8月にクンシラン「パーマネント」の苗を初めて入手しました。

その後の追加株ともどもクンシラン全てをミズコケ植えで行っている栽培は、

きわめて順調に来ており、それぞれの株は大きく成長しています。

クンシランは南アフリカ産の植物で、現地の12月は日本の6月に相当しますので、

温度と日照の条件が揃えば、日本の今の時季でも驚くほどの成長を見せます。

それは21年、22年とも12月から翌年春にかけての成長の記録で確認しています。

今年も新葉二枚を繰り出すような株の急成長が始まりました。

 

「パーマネント」の置場    12月17日に撮影

 

21年8月入手の1号株

11/3の日本君子蘭協会秋の例会に小石原焼の寒蘭鉢に植えて出品しました。

地味な縞柄で「園芸JAPAN」1月号にはオーロラの1株として紹介されました。

花芽はまだ見えませんが、年が明けたら期待できそうに思います。

巻き始めている葉の後に2枚の新葉が伸び出して、短期間で葉が増えそうです。

 

21年10月入手の2号株

無地のパーマネントで、1号より葉傷みが少なく維持できています。

隠れて見えませんが、この株も葉の間に新葉が2枚伸び始めています。

 

2号と同時入手の3号株

2号より一回り株が小さかったので、成長が遅れています。

当初の葉の巻き性はよくて期待した株でしたが、その後の葉はあまり巻かず、

今出ている葉の巻きが固定できるか注目しています。

 

22年1月入手のストレートパーマ幼苗の中から出現した4号株

当初から巻き性が認められ、その後の葉も強く巻いて来る優れた株です。

左に間延びした葉は今夏の水と肥料の管理ミスによる徒長です。

南アフリカの真冬の時季に相当する時には、肥培しても新しい葉は出ず、

既に出ている葉が徒長するだけです。

 

同様に出現した5号株  以下7号まで同じです

入手した幼苗のうちの最小の株で、縞の直葉が1枚に短い根が1本でした。

二枚目から巻いてオーロラになりました。成長が遅くて葉数がなかなか増えません。

 

6号株

2~4枚目の葉はきれいに巻きましたが、後の2枚は巻き性はあっても駄目でした。

現在2枚まとめて出ようとしている葉に、巻かせる仕掛けをアルミ線で作ります。

 

7号株

葉に巻き性があっても弱く、徒長する傾向がありましたが、今出ている葉の強い

自然な巻き性が期待できそうです。次の葉もしっかり巻けば大化け株になります。

以上の他に弱い巻き性を持つ株が3鉢あり、ストレートパーマと一緒に管理して、

強い巻き性の葉が出ないか注目しています。

 

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