今日は大寒で、寒明けまでの二週間は厳しい寒さが続きます。

温室内を若干加温しているので、風蘭たちはうつらうつらと眠っています。

風蘭のみを作っている人の作場では、1月末まで無加温にして完全に眠らせ、

2月に入ってから暖房を入れて目覚めさせる方法が取られています。

私の温室ではセッコク、ミヤマムギラン、カンアオイ、洋蘭の斑入り種に加えて

今はクンシランも多く置くようになって、冬場の加温は必須になっています。

 

風蘭はすべて吊り枠に掛けており、朝方の最低温度は1~3℃を保持しています。

この数日は昼間も寒い日が多くて、カラカラになっている風蘭への水遣りを

控えていましたが、昨日久しぶりに行いました。温室内の南側に吊っている

120鉢の風蘭は12月27日以来で3週間以上経っていました。北側の80鉢は

1月4日に遣っているので、来週になるでしょう。

 

風蘭はコンポストのミズコケが完全に乾いてからたっぷりと水を与えるのが、

成長期の潅水の鉄則です。

休眠状態になっている冬季は、これまで時々軽く湿らせる程度の水遣りにして

いましたが、今は各種植物の鉢数が多くなって手間がかかるので、以前よりも

しっかりと濡らすようにして間隔を広げています。

 

水張したバケツと吊り枠の風蘭

15ℓのバケツは今回水のみで、成長期には液肥や活力剤を溶かします。

10ℓのバケツには補給用水を入れています。

 

株を逆さにしてミズコケともども濡らします。以前は鉢の縁まででしたが、

今はもう少し深く入れています。

写真撮影のために左手に持っていますが、本来は右手で行っています。

バケツから抜いて立てた時に、底穴から水が多く垂れないように

突っ込む深さを加減しています。

 

別株 花纏への水遣り

 

吸水

 

引き上げ

 

水遣りを終えた風蘭

 

11月下旬に一部の株を植え替えました。

一昨日から花物を主に今年初めての植え替えを始めています。

次回にその概要を紹介いたします。

 

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