ひさびさに風蘭の葉芸を記事にすることにして、鞍馬熨斗(くらまのし)を

1月4日に取り上げました。

本日は古い品種の長生殿(ちょうせいでん)を紹介いたします。

 

長生殿  角度を変えて四画像  1月3日に撮影

 

長生殿は葉肉の厚い、反りの少ない立ち葉で天冴えの萌黄覆輪をかけます。

昭和初期に紺縞の古い品種「司光殿(しこうでん)」から変化したとのことです。

玄人好みの芸で多くの人が欲しがり、富貴殿よりも高価だったそうです。

 

上から葉芸をじっくりと見てみます

 

私が風蘭を始めた頃に古い資料で見た「長生殿」のお披露目の会の写真には、

壇上の株と大勢の見学者が映っていて、そのときは大変な騒ぎだったようです。

 

その後は数が増えて普及品となり、地味柄のために交換会に出なくなりました。

「東出都覆輪」や「御城覆輪」などは白地の明るい覆輪で、そちらの方が

初心者に好まれていました。

私も手放してから20年以上が経ち、昨秋この一株が富貴蘭会の競りに出て

懐かしさもあって入手しました。

 

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