ミヤマムギランは風蘭・セッコクよりもコンポストのミズコケを高湿度に
維持するので、表層に青苔が生えやすいです。
軽石鉢の石質が密なものは乾きが遅いために青苔が厚く着きます。
ミヤマムギランと青苔は共生していて枯れることはありませんが、
一部の葉が苔に埋もれるような状態の鉢は、青苔の着いた上部の
ミズコケを外して新しいものに入れ替えています。
従来は長いミズコケを5-6本束ねて株のまわりに埋めていました。
ニュージーランド産ミズコケの入手難から、今回ペルー産のものを
使いました。
ペルー産ミズコケと入れ替え対象の鉢群
ペルー産ミズコケはニュージーランド産と比べると、軸や葉が細くて短いです。
風蘭やセッコクのように巻きつけるのに不向きですが、鉢内に充填するのは
容易で、湿ったミズコケは指先で押すことで容易に収まります。
ニュージーランド産は太くて弾力があるので、しっかり押さえないと浮き上がります。
竹串による鉢の縁へのすき込みもニュージーランド産よりやりやすく、固定が
しっかりと出来ました。
今回十数鉢の上コケ交換を行い、様子を見てからすべてに適用するつもりです。
鉢の底部に詰めるミズコケは、既に植え替えでペルー産を使い始めていて、
今後ミヤマムギランには全てペルー産を使うことになります。
上コケ交換の鉢が目立つミヤマムギラン置場
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