ミヤマムギランは風蘭に次いで栽培歴が長いので、掲載した記事の数が多いです。

2012年8月14日にヤフーブログに掲載した「ミヤマムギランの栽培」は、9年以上経って

いるにもかかわらず、アメブロに移った現在も多くの閲覧があることに気付きました。

 

ブログ管理のアクセス解析にある記事別アクセス数のランクには、多い順に5件が表示

されますが、その中にしばしばこの記事が入っています。

 

この記事には当時の栽培の様子とミヤマムギランの植え込み法をまとめていますが、

素焼鉢に植えられたミヤマムギランの株は、今見ても立派でよく出来ています。

 

繰り返し閲覧に来る人が多いのは、上記の内容を参考にしたいのだと想像していますが、

私自身はその後この栽培方法が維持できずに止めてしまい、試行錯誤しながら現在の

栽培方法を採用しました。

 

本日はこの古い記事を出発点にして、私のミヤマムギラン栽培法を概説いたします。

原点になる記事はリブログにてご覧ください。

 

2012年夏のミヤマムギラン置場

細いパイプの掛け枠に風蘭を置き、その下をミヤマムギラン置場にしていました。

直射が当たる最前列に風蘭を置き、その後方にミヤマムギランを置いていました。

 

素焼鉢に植えたミヤマムギラン

現在見てもこれらの株はよく出来ています。

ミズコケが新しいので、植え替え後にまもなく撮ったようです。

 

大きくて立派な葉は私の栽培によるものではなく、購入元の栽培技術(環境も含む)

による元株から受け継いだ内容がほとんどです。

 

購入時に立派だった株が、翌年以降に作落ちして次第に小さくなっていきました。

風蘭と違って作落ちして小さくなった株は元に戻らず、枯れ死させたものも多いのです。

 

潅水はドブ漬け法で行っていました。棚下の前と奥では通風状況が違っていて、

ミズコケの乾きに差がありました。

奥の方は乾きが遅いので、放置して忘れ、水切れで作落ちさせたこともあります。

 

結局、素焼き鉢植えでは株が乾いてくると短時間にカラカラになって、ミヤマムギランが

傷むことが分かりました。

 

水を頻繁に与えてミズコケに苔が生え、ミズコケが傷んで崩れたミヤマムギランの株を

ネットオークションで見ることがあり、水は多く必要なのでしょう。

 

現在のミヤマムギラン置場

風蘭は全て吊り枠栽培として、日照制限が必要なミヤマムギランの上に吊っています。

多くの鉢を上から見下ろして株の異常が一目で分かるようにしています。

 

全て軽石鉢植えにして、プラ籠内に収納して管理し、日照を考慮して籠の位置を

入れ替えることもしています。

 

軽石鉢植えの状況

軽石が水を吸っているために固有の保水能力があり、素焼鉢のような急な乾きが

起こることはありません。

 

軽石鉢を使う現在の栽培方法については、多くの記事に載せていますのでご覧ください。