鉢物園芸に力を入れているので、私は多くの鉢を使っています。
風蘭(富貴蘭)には黒楽鉢、セッコクと洋蘭及び中国産ミヤマムギランには素焼鉢、
日本産ミヤマムギランには軽石鉢、カンアオイにはプラ鉢を使っています。
素焼鉢には水垢と青苔が付き易く、使用済みの鉢をブラシを使って水洗いして乾燥する
作業が必須になっています。
先日来斑入りの洋蘭やセッコクの植え替えを始めていますが、今は水道水の温度が
低いために鉢洗いは辛い作業になっています。
昨年から鉢洗いの際に水にクエン酸を溶かすときれいに洗えることが分かり、冬場の
作業が楽になりましたので、本日はそれを記事にいたします。
鉢洗浄用のバケツと「激落ちくん」
「激落ちくん」のクエン酸は白色の結晶
使用済みの2.5号素焼き鉢
15リットルのバケツに30-50g程度の「激落ちくん」を溶かし、鉢を浸ける
一晩放置すると完璧に落ちますが、2-3時間でも充分いけます。今は水温が低いので
時間を長めにして浸けています。
ブラシによる鉢へのこすりは必要ですが、軽く行っただけでよく落ちます。「激落ちくん」を
使わない時は、かなり強く何回もこすらないと完全に落ちません。
今回は記事作成用にたまたま少数の鉢になりましたが、普段はもっと多くの鉢を浸けて
処理しています。
洗浄後の乾燥
クエン酸は水によく溶け、水溶液が炭酸塩(カルシウム、マグネシウムなど)を溶かすことから
水垢の洗浄によく使われています。