私は脳性まひっていうしょうがいに生まれてずっとお世話になっている者です。
時には、嫌になって、何で私なのって思った時もあったけど、本当に色〜んな素敵なこと、私のしょうがいは教えてくれました。
人に感謝することも教えてくれました。痛みに耐えかねて、夜中何度も母を起こしたら来てくれる、この母にこの上ない感謝です。
ヘルパーさんや看護師さんも私の痛みに気づいた人は出来るだけ右手を触らないようにしてくれます。私にはとってもありがたいことです。
私は私の歩幅しか歩けない。だから良いんです。素敵な物がいっぱい見える。風を感じて、土砂降りの雨に濡れることが私は嬉しい。。道端に咲く小さな草花をそっと見ているのが好き。
ありが連なって歩く姿を観ているのが好き。
時には、ベビーカーと電動車いす、競走してみたくなる。
1番嬉しかったのは、小さい頃、大雪の降る日、母が私の小さな足に長靴を履かせて歩いたこと。今でも忘れられない。母と私の大切な思い出。
綺麗事を並べていると思わないで。
ぜーんぶ本当のことだよ。
今日も窓ぎわの紫陽花が、顔を覗かせて、微笑んでいる。