あの日以来、ボウイしか聴いていない。

音楽を聴く時間ができたら、ボウイだけを聴いている。

自分にとって、ボウイをおくるために、必要な時間であり行動なのだろう、きっと。


特に、Black Tie White Noise 以降のボウイを良く聴いている。

リリースされても、ああまたダメかとあきらめて、ほとんど聴きこんでこなかったアルバムたち。

それを今後悔している。

思ったよりも、佳作が多いことが意外だった。

ヘタなミュージシャンのアルバムを聴くよりも、刺激的で面白いアルバムたちであることに驚いた。


たぶん、"デビッド・ボウイ"であることを期待し過ぎていた。

過剰な期待を持ってアルバムのリリースを待っていた。

リアルタイムで彼の全盛期に付き合ってきたことが、強いバイアスとなっていた。


そんなことに気付くのがあまりに遅く、こんな時になってようやく気づいたのは皮肉だけど、気が付かないままよりはマシなのだろうと思う。


最後まで音楽の冒険者であったボウイ。


この後、いつまでボウイだけを聴き続けるのだろうか。

そしてそれが途切れる時、最初に聴くミュージシャンとそのアルバムは何だろう。

その時、ボウイとはどういう折り合いをつけているのだろう、自分は。


そんなことにとっても興味があります。