訃報に接してから1日が過ぎた。
動揺は収まった。
でも何が起きたのかの実感は相変わらずまったく湧かない。
脳みその一部が欠損したままのような感じもそのままだ。
当たり前のように、昨日からボウイ以外の音楽は聴いていない。
何かにすがるように、昨日最初に聴いたのが、 Space Oddity 。
別に何かを意図してこれを選んだわけではない。
たぶん、ミュージシャン・ボウイが動き始めた地点であることを脳が自動的に選んだ。
アルバム1枚を呆然と聴いていた。
しかしその後、ジギー、アラディンセイン、ダイヤモンドドッグズ、ステーション、ヤングアメリカン、ロウ、ヒーローズ、どのアルバム聴いても共振してこない。
あまりにも自分の脳みそに組み込まれ過ぎたがために、悲しみにあふれた状態で聴くことを脳が拒んでいるかのように。
だから、聴いているのはちゃんと聴いていなかったアルバムたち。
The Next Day を筆頭にStation のリマスターdeluxe edition に入っているライブ、Pinups など。
丁寧に、ゆっくりと、欠損を埋めるかのように。
TwitterもFacebookも、タイムラインに登場する「ボウイ」が今日の午前中を境に急激に減少した。
それだけロックミュージシャンのワンオブゼムの域を出ない存在の人が多いってことだろう。
タワレコをはじめ、どこのショップからも一瞬で★はいなくなった。
アマゾンでは悪徳業者が、5200円で国内盤を売っていた。
NHKをはじめ、どこのテレビでもニュースとして訃報を流していた。
Let's Dance を代表曲などと言いながら。
この騒ぎもすぐに鎮静化していくだろう。
でも欠けた自分の一部が埋まることはあるのだろうか。