Belle & Sebastian のニューアルバム、 "Girls in Peacetime Want to Dance"

ガールズ・イン・ピースタイム・ウォント・トゥ・ダンス/ベル・アンド・セバスチャン

¥2,561
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彼らのアルバムを聴き始めたのは、実は前作から。

一見、特段アピール力が強いわけでもないポップス系ロックとでも言える音楽。
ボーカルもそれほどウマいわけでもないのに、強烈なグルーブがあるわけでもないのに、なぜか不思議な存在感がある。

曲も強く印象に残るものばかりというわけではなく、聴くと、ああこれなかなかいい曲だよね、というものが続きます。

前作は、そこにノラ・ジョーンズが加わっていたので、自分的には歌的魅力倍増でしたが。

そんなある種、甘美な水のような存在の彼らの音楽。

今作では、大きくシンセがフィーチャーされています。
ちょっとエレポップっぽい曲もあります。

好みから言えば、もうちょっとギターが立ってシンセは控えめな方が良かったけれど、決して彼らのベルセバ的サウンドスケープを台無しにしていないところは、さすが。

初夏の風が吹き抜け、日差しが強くなりつつあるゴールデンウィークの時期の東京で、のんびりと音楽を聴くのにフィットします。

ベルセバ節。


甘美。


新機軸。


甘美その2.


ファンにはうれしいことなんだろうけど、収録曲が多くてトータル79分にも及ぶ、CDサイズ目いっぱいの楽曲たち。
ちなみに、全16曲中、最後の4曲は日本盤のボーナストラックですが。

端から端まで聴いて行くのに、かなりの時間がかかります。
曲もなかなか覚えられないしね。

ちなみに、CDフォーマットが決められた時の最大収録時間は、74分42秒でした。
これは、規格づくりに参加していた当時のソニーの副社長だった大賀典雄氏(のちに社長)が、クラシックのオペラとベートーベンの第九が収録できるべきと主張し、カラヤンもそれに同調したためと言われています。

ベルセバのこのCDは遥かにこの時間を超えてますね。
初期の規格では74分42秒でも、その後の技術の進歩などで79分258まで拡大されたそうで、このアルバムはその容量を最大近くまで利用してることになります。

75分を超えると、古い、初期のころのCDプレーヤーだと最後まで再生できない可能性もあるらしいです。

通常は、曲がたくさん入っていればいいってものでもなく、もうちょっとコンパクトでもと思うんですが、彼らの音楽に関してはトゥーマッチな感じはしません。

なにしろ、甘美な水ですからね。