一聴して大傑作である確信を持てるアルバムが時々あります。

だいたい、年間ベストアルバムの3位くらいまでに入るアルバムには、そういう入口が用意されてますね。

Arcade Fire の Suburbs 、 John Frusciante の PBX Funicular Intaglio Zone 、Vampire Weekend の Contra などが、パッと思いつくところ。

今年は、このアルバムでその雰囲気を感じました。

Sufjan Stevens "Carrie & Lowell"

キャリー・アンド・ローウェル/ホステス

¥2,561
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ちなみに、自分は彼のファンじゃありません。
今までにちゃんと聴いたことのあるアルバムはありません。
前作の評判が良かったからさわりを聴いてみましたが、それほどピンと来なかった。

だからこの新作にも特別な期待も思い入れもなかったわけですが。

生まれてすぐに離れて会うことができずに亡くなった母親への想いをベースに、書き綴ったアルバム。

どこまでも透明で、自分と愛する人と自分の気持ちを慈しむように流れていく音楽。
メロディも、演奏も、透明に磨かれている。
歌声も沁みてきます。

たぶん、2曲目が始まった時に確信したと思います。
これは素晴らしいアルバムだと。

とてつもなく素晴らしいけれど、たぶんひんぱんに聴くことはないかもしれません。

本当に聴きたい時に、じっくりと聴きたいから。