イヤホンやヘッドホンを変えたり、
引っ越して部屋の床がしっかりしたり、
スピーカーの下に1点支持の三角錐を入れたり(わかる人にはわかってもらえる)、
もろもろの要素でリスニング環境が改善され、それまでよりも良い音で音楽を聴ける環境になった時、必ず陥る悪癖があります。

音楽を、その中身よりも、音質優先で聴くようになってしまうこと。
音源の質が良いものを優先に、聴く音楽を選んでしまう。


好きな音楽よりも、良い音を楽しめる音楽を聴くようになってしまう、ということですね。


すると、ロックを聴く回数が減ります。


もともとロック(特にハード系やパンク、ニューウェイブ系)は、音にこだわらないミュージシャンが多いし、大音響でがなりたてる系の音楽は良い音で収録するのが難しいし、そもそもノイズのカタマリのような音楽で、なにを今さら解像度とか音質のこと言ってる?という感じでもあるし。


それでもやはり、ロックミュージシャンには音質に手を抜いている人たちが多いのも確か。


60年代や70年代のロックのハイレゾ化が進んでいるけど、そこにほとんどその価値があるのが、疑問です。

音源で音質にこだわっていないものをいくら再生面でよくしても、限界がはっきり見えるだけ。


JAZZとかクラシックとか、当時から録音技術の限界で最高の音質を残そうとしたアナログマスターだけが、今の時代のハイレゾ技術を使う意味があると思ってます。


しかし、音が良いからといって、魅力のない音楽が魅力的に聴こえるわけではないことも事実。

最初の1分だけは高音質の快感に酔う事はできても、やはり音楽がよくてなんぼ。


そういう意味では、昔から録音が良いロックの代名詞のように言われているスティーリーダンなどを引っ張り出しても、やはり音質は70年代だし、中看はただのムードフュージョンということで、音も音楽も実に中途半端。


これだったら、JAZZやクラシックの名演を聴いた方がはるかに感動を得られる、ってことで、そっちのリスニング回数が増えてます。