なんと今年に入って初めてのレビュー。

何度か書きましたが、自分にはデジタル系エレクトロ系音楽に対する複雑な思いがあります。

楽器としてはアナログな音出しが好きだけど、かといって、デジタルを否定するわけではありません。

強いデジタルビートは苦手だけど、新しい音楽を感じさせるデジタルミュージックは好き。
今まで聴いてきた中で、昔では、イーノ、後期の YMO に新しい音楽の感触を感じましたね。
最近では Arca 、James Blake あたりでしょうか。
もちろん同時代的に聴いてなんぼのものですが、未だに古さを感じさせない秀作もあります。

デジタル系のミュージシャンには、デジタルサウンドを使ってどんなサウンドスケープを描けるのか、まだ見ぬ音像を創りだせるのか、そこを期待していますね。
これだけはアナログ系の楽器だけでは限界があるので、デジタル系が本領の部分です。

と、そこまで書いておいて、今日ご紹介するのは、そういったこととは、ある種真逆のデジタルミュージックと言えるかもしれません。

Royksopp(ロイクソップ)
スウェーデンのエレクトロ系グループ。

The Inevitable End [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 2.../BEAT RECORDS / DOG TRIUMPH

¥2,484
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彼らのラストアルバムなんだそうです、最新のアルバム "The Inevitable End"

自分が人肌エレクトロとしてレビューした、前作 Senior から久しぶりのリリースです。

Senior も好きなアルバムで、いまだに割と聴きますが、これもなかなかのデキです。
Senior のさらに前作 Junior の明るくアップテンポな要素が、比較的ゆったりとしたテンポでややダーク気味の展開を行う Senior に加わったのが今作、というざっくりした言い方ができるかもしれません。

どことなく叙情的で、内省的で、少なくともこれで踊ろうとか、ノリがいいじゃんとか、そういうエレクトロでは決してありません。

本人たちも、このアルバムはヘッドホンでじっくり聴くべきアルバムで、ダンスアルバムではないと言ってます。

聴き方はリスナーの自由だと思うけど、ミュージシャンの意図とリスナーの感じ方が合うってことは、なかなか素晴らしい。

Royksoppのアルバムは、世界的にガードがかけられているものが多く、YouTube から貼ってこられるものが極端に少ないですね。

本当は、これぞこのアルバムの醍醐味、という、素晴らしく内省的な曲が数曲あるのですが、それが貼れません。


この曲はセーフでした。ボーカルのロビンの雰囲気もいい。


これもアルバムに入っているバージョンとは違う、ロビンとの合作。





実はこのアルバムは、2014年のリリースです。
年間ベストにはあと一歩及ばなかったものの、けっこう健闘したことをお伝えしておきます。