ちょっと事情があって、しばらく更新が途絶えてしまいました。
まあ、どうしてもレビューしなきゃというアルバムがあったわけでもないけれど、音楽のことを語るエネルギーが出てこなかったもので。
なかなか再開のきっかけがつかめない中、U2 が5年ぶりのアルバムをリリースしました。
iTunes への5億人無料ダウンロードという手法で。
"Songs Of Innocence" 。
ソングス・オブ・イノセンス-デラックス・エディション/ユニバーサル ミュージック

¥3,240
Amazon.co.jp
このアルバム、リリース方法の賛否ばかりが聴こえてきて、アルバムの中身をどう評価したのか、どういう思いで聴いたのか、ほとんど聴こえてきません。
真っ当な評価をされてるとも思えません。
こんなに素晴らしいアルバムなのに。
ほとんど黙殺されている状態。
自分は U2、好きです。
特に最近のU2が。
おまえにしてはずいぶんとメジャーなミュージシャンが好きなんだなと思うでしょう。
彼らは名声に奢らず、高いプロ意識で質の高い音楽を創りだしてくれる、数少ないミュージシャンだと思っています。
特に、前作 No Line On The Horizon のクオリティは半端じゃありません。
昔ながらのファンからは、けっこうボロボロに酷評されたりしてましたけど。
彼らの基本はエモーショナルなロックです。
一時期、自分たちの基盤から離れて、エレクトロに行ったり、いろんな方法論を試していました。
そして再び、自分たち本来の立ち位置に戻ってきたのが、All That You Can't Leave Behined 。
これまた素晴らしいアルバムです。
エネルギーと質感の両立。
動と静の両立。
そしてその静の部分が際立ったのが、前作です。
このU2の静を受け入れられるかどうかが、前作の評価につながっていると思います。
サウンドスケープの創り方が素晴らしかった。
そして最新作では、前作ほど静の部分のコントラストは強くありません。
それでも前作で掴んだ静の表現テクニックを取りこんで、エモーショナルなだけでない質感の高さと、精緻なサウンドスケープを創り上げているのだと思います。
アルバムの最初から最後まで、ダレることなく、過剰になることもなく、軽やかに疾走していくU2。
ボノの歌も、エッジのギターも、過剰になり過ぎない存在の確かさを見せてくれます。
書かれる曲も、ひとつひとつがアイデアに満ち、個性が際立つ。
プロデューサーがあれだけ変わっても全体の統一感に揺るぎもないのは、彼らがフィニッシュへの全責任を負っているからでしょう。
この全体を覆う完成度。
U2はどんどん孤高の存在になっていく。
そして、アルバムのリリース方法からはアイデアの派手さだけでなく、彼らの自信と責任感が感じられます。
限りなく多くの人たちに届けるという、クオリティを高めることへの妥協のなさ、責任感。
これだけのクオリティを実現した自信が、あのリリース方法を良しとしたのでしょう。
でもやっぱり弊害もあります。
リスナーの意思とは無関係にダウンロードされるという一面もあるけれど、自分のような初めからフィジカルリリースで買うと決めていた人間は戸惑います。
特に聴きたいとも思っていない人がタダで聴けているのに、対価をしっかり払って聴こうとする人間がすぐに聴けない。
もとからデラックスエディションを買う気だったけれど、このリリース方法で無料配信され、フィジカルが遅れてしか手に入らないのであれば、ネット配信には含まれていな曲が入っているデラックスエディションを買う、その選択肢しか考えられなくなった。
結局、音楽に意識的であろうとする人たちを失望させる結果になったこの方法は、彼らも反省しているように、やはりやるべきではなかったですね。
まあ、どうしてもレビューしなきゃというアルバムがあったわけでもないけれど、音楽のことを語るエネルギーが出てこなかったもので。
なかなか再開のきっかけがつかめない中、U2 が5年ぶりのアルバムをリリースしました。
iTunes への5億人無料ダウンロードという手法で。
"Songs Of Innocence" 。
ソングス・オブ・イノセンス-デラックス・エディション/ユニバーサル ミュージック

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このアルバム、リリース方法の賛否ばかりが聴こえてきて、アルバムの中身をどう評価したのか、どういう思いで聴いたのか、ほとんど聴こえてきません。
真っ当な評価をされてるとも思えません。
こんなに素晴らしいアルバムなのに。
ほとんど黙殺されている状態。
自分は U2、好きです。
特に最近のU2が。
おまえにしてはずいぶんとメジャーなミュージシャンが好きなんだなと思うでしょう。
彼らは名声に奢らず、高いプロ意識で質の高い音楽を創りだしてくれる、数少ないミュージシャンだと思っています。
特に、前作 No Line On The Horizon のクオリティは半端じゃありません。
昔ながらのファンからは、けっこうボロボロに酷評されたりしてましたけど。
彼らの基本はエモーショナルなロックです。
一時期、自分たちの基盤から離れて、エレクトロに行ったり、いろんな方法論を試していました。
そして再び、自分たち本来の立ち位置に戻ってきたのが、All That You Can't Leave Behined 。
これまた素晴らしいアルバムです。
エネルギーと質感の両立。
動と静の両立。
そしてその静の部分が際立ったのが、前作です。
このU2の静を受け入れられるかどうかが、前作の評価につながっていると思います。
サウンドスケープの創り方が素晴らしかった。
そして最新作では、前作ほど静の部分のコントラストは強くありません。
それでも前作で掴んだ静の表現テクニックを取りこんで、エモーショナルなだけでない質感の高さと、精緻なサウンドスケープを創り上げているのだと思います。
アルバムの最初から最後まで、ダレることなく、過剰になることもなく、軽やかに疾走していくU2。
ボノの歌も、エッジのギターも、過剰になり過ぎない存在の確かさを見せてくれます。
書かれる曲も、ひとつひとつがアイデアに満ち、個性が際立つ。
プロデューサーがあれだけ変わっても全体の統一感に揺るぎもないのは、彼らがフィニッシュへの全責任を負っているからでしょう。
この全体を覆う完成度。
U2はどんどん孤高の存在になっていく。
そして、アルバムのリリース方法からはアイデアの派手さだけでなく、彼らの自信と責任感が感じられます。
限りなく多くの人たちに届けるという、クオリティを高めることへの妥協のなさ、責任感。
これだけのクオリティを実現した自信が、あのリリース方法を良しとしたのでしょう。
でもやっぱり弊害もあります。
リスナーの意思とは無関係にダウンロードされるという一面もあるけれど、自分のような初めからフィジカルリリースで買うと決めていた人間は戸惑います。
特に聴きたいとも思っていない人がタダで聴けているのに、対価をしっかり払って聴こうとする人間がすぐに聴けない。
もとからデラックスエディションを買う気だったけれど、このリリース方法で無料配信され、フィジカルが遅れてしか手に入らないのであれば、ネット配信には含まれていな曲が入っているデラックスエディションを買う、その選択肢しか考えられなくなった。
結局、音楽に意識的であろうとする人たちを失望させる結果になったこの方法は、彼らも反省しているように、やはりやるべきではなかったですね。