はや7月も最終日が終わりつつあります。

例年5,6月が1年で最も仕事が忙しい時期なのですが、今年はそれが7月まで及んで、音楽は聴いてもそれを言葉に落とし込むこむ時間的余裕がありませんでした。

ブログを書くために音楽を聴くのをやめ、自然に言葉が出てくるのを待つことにしたので、こうなってくると漠然と音楽を聴き散らかしている感じです。
やっぱり自分の感じた印象などを対象化して一旦レビューに落とし込まないと、一区切りついた感じがしませんね。

とはいえ、どんなに忙しくてもビビッときた音楽に対しては自然に言葉が溢れてくるものなので、それなりの印象しか残していない音楽が多いということもあるかも。

さて、先日アルバムがリリース済みの、Brian Eno と Karl Hyde のコラボレーション、 Eno・Hyde
早いものでもう2枚目 "High Life" がリリースされました。

High Life [帯解説 / セルフ・ライナーノーツ付 / ボーナストラック1曲収録 / .../Warp Records / Beat Records

¥2,160
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1枚目は期待もそれなりにしていたし、組み合わせに興味があったこともあり、結果的に想定内のデキだったため、むしろ失望する内容に近かった印象です。

だから2枚目リリースを聴いた時は、え、またアルバム出すの、しかもこんなに早く、というのが正直な気持ちだったことは否めません。

スティーブ・ライヒとフェラ・クティの音楽にインスパイアされた「ライクティ」というキーワードを持ってこのプロジェクトを始めたそうですが、前作にはその要素がほとんど見られませんでした。
だからこその想定内失望だったわけですが、このプロジェクトの中心は、むしろこの2枚目にあったようです。

たしかに「ライクティ」というのがわかります。
最近のロックリスナーには、スティーブ・ライヒもフェラ・クティもなじみのない名前でしょうが、1980年台を通過してきたおじさんには、ある種の憧れを感じる名前です。

ハイドのカッティングギターと、イーノの主導するミニマリズムとどこか第三世界的なチャントの融合。
あの傑作 My Life In The Bush Of Ghosts に比肩するなどと言う人もいますが、さすがにそこまでのエネルギー感は無く、それは過大評価だけど、しっかりとしたベクトルは描いているし、魅力的なコラボに仕上がりました。





この2曲はこのアルバムのベクトルを表していて、それはそれでいい曲なのだけど、本当は、他に貼りたい曲がありました。
それらの曲がこのアルバムの幅と深さを創っていると思ったので。
しかし、YouTubeに落とされてる曲が少なかったため、断念です。

アイデアは面白いし、彼らならではのサウンドスケープを創り上げられていると思うけれど、他のアルバムを聴くのを止めてでもこれを聴くぞ、と思わせる引力には乏しい。

とっても漠然とした印象なのだけれど、イーノはデジタル畑の人ではなく、アナログ畑の人と仕事をすると、とっても面白い音楽ができてくる気がします。

St.Vincent とのコラボなんて、面白そう。