ミュージックマガジン最新号のクロスレビューに、デーモン・アルバーンの "Everyday Robots" が取り上げられてました。
某ライターが、10点満点で1点を付けてます。
ちなみに、それ以外の3人は全員が7点。
おそらく7点というのが、このアルバムに対する一般的な評価なのでしょう。
それは良くわかる。
ライター某氏は、このアルバムは眠くなるだけでまったくつまらん(うろ覚えの意訳です)と、書いてます。
まあ、自分も気に入らなかったアルバムはこき下ろすタイプなので、人のことは言えませんが、1点が付くのって、嗜好や許容度の問題以外に、ライターの人たちの音楽の聴き方の問題もあるんじゃなかろうかと。
特に、エクレトロニックビート系の好きな人がこのアルバムを数回聴くだけでは眠くなるだけで当たり前で、自分もレビューに書いた通り、最初は眠気が押し寄せてたまらなかった。
しかし、退屈な故の眠気ではなく、自分の中に音楽が沁み込んでくるまでの間として、むしろ心地よく眠気を感じ、その眠気を楽しんでいました。
その一定期間を超えてアルバムを聴き続けられるか。
それが評価を大きく変えるアルバムがあり、このアルバムはそのひとつであろうと思います。
もちろん、人によって嗜好や許容度が違うので、それが評価を大きく変えることは前提としてありますが、レビューのための締切と埋める字数に追われながら、なかば機械的に与えられた音楽を聴く人たちは、この音楽が自分の中で育って行く時間を感じ取る余裕はないんでしょうね。
アルバム1枚ごと、じっくり付き合うことができない人たち。
聴きたいと思ったアルバムじゃないものも、聴かなければならないライターの性。
我々一般人とは、音楽への向き合い方が違うので仕方ないですが、多買多聴で(そんな言葉はないか)自分もその陥穽に陥らないように、じっくりとアルバムと付き合うことを忘れないようにしなければ。