最近増加傾向にある気がします。
比較的キレイめでゆったりとしたリズムのエレクトロの中で、歌が主役となって構成される音楽。

そりゃチルウェイブだろ、と言われても、それとも違う。
エレクトロニックソウル、と呼ぶ人もいるけれど、それもピンとこない。

だってソウルは本来黒人由来の音楽で、基本的には黒くなければならないはず。
ところが、黒さはほとんど感じられない。
R&B志向、くらいは言えるんだろうけど。

ソウルが主役みたいな、インディソウルというカテゴライズもかんべん。

人の声の暖かみをエレクトロに加えて新たな感触を得ようという動きとして捉えておきたいところ。

Autre Ne Veut(オート・ヌ・ヴ)"Anxiety"
Anxiety/melting bot / Software

¥1,680
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NYはブルックリンのミュージシャンです。
音楽としてのトーンと音の感触は気に入ってます。
でもアルバム全体通して、ピコピコがちょっと多いかなあ。



ジャケットの空白の額縁の中には、ムンクの叫びがはめ込まれていたそうです。
YouTubeのようにね。
ムンクの叫びは世界的には著作権切れているけれど、本国のノルウェーでは継続しているらしいので、その関係なんでしょうが、ヘタに意味をこの額縁の中に込めるよりもこれでよかったのかもしれません。



Rhye "Woman"
Woman/Republic

¥1,088
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LA在住のカナダ人ボーカルとデンマーク人のデュオユニットによる作品。
より音数を絞り、静謐感が醸し出され、 The XX のような感触を得ることができます。
なんとこのボーカルは、女性じゃなくこのふたりのうちのひとりで、男性です。



2枚とも、いずれも魅力的なサウンドスケープ。
個人的には、Rhye の方が好み。
でも、のめり込むほどには好きになるにはどこか物足りません。

やっぱり軽いんだよな。
キレイで聴きやすい分だけ流れてしまう。

R&B風というだけあって、やはり歌が弱い。
とはいえ歌に存在感があり過ぎるとバランス崩しちゃうんだろうし。

何かしながら聴くにはもってこいなんだけど。