デビューアルバムが自分にはまったく響かずに「ダメ出し」カテゴリーの記事になった、 cero

彼らのデビュー時のうたい文句は、東京インディポップ、とか、はっぴいえんど風ポップの2000年風解釈、などと言ったもの。
ベクトルとしては魅力的。

しかし、確かに多国籍風ではあるサウンドは、独特の雰囲気はあったものの、何か芯というか特別な引っかかりがなくスルスルと流れていくだけのものでした。
ふにゃふにゃとしたメロディ。
個々の楽器も強い存在感を放つものではなく、かといってプラスのシナジーを奏でるものでもないジャムセッション。
演奏してる人達は楽しいのかもしれないけれど、こりゃリスナーとして楽しめる音楽じゃないな、と。
「大停電の夜に」、は良かったけれど。

もう聴くもんか、と思ってましたが、それなりに順調なスケジュールで出してきたセカンドアルバム。

あれ、リリース直後にあちこちの人たちがけっこう褒めてるぞ。
それも、ファーストは中途半端感は否めなかったけれど、これはグッと充実してきた、というもの。

うーん、迷うなあ。聴くべきか止めておくか。

まあ結局、買うんですけどね、興味のある音楽は。
でも用心にタワレコのポイントを使いました。

ということでセカンドアルバム、 "My Lost City"

My Lost City/BounDEE by SSNW

¥2,500
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確かに「芯」ができてきました。
今までは、多国籍風をやることが漠然とした目的で、ゴールイメージが明確でなかったとしたら、今回のアルバムでは音楽に芯があり、そこにベクトルが収斂してきている印象。
そしてその芯には、自分たちのオリジナリティを確立しようという意思が見えます。

個々の曲のサウンドスケープや曲調にもメリハリや強弱感ができて、ずいぶんと整理されてきたなと言う印象。

楽器もただアレンジされたものを弾いてます、というものではなく、音の出し方も含めてその楽器がこの曲に置かれている意味みたいなものを明確に、自己主張もきっちりしてる。





規制かけてるのか、YouTube にほとんど音源がありませんでした。
実はこの「マウンテン マウンテン」のイントロが良くって、セカンド買いを決意したんですが、アルバム収録バージョンにはこのイントロ入ってませんでした。。

こういう音楽なので、ロック好きな人にウケるのかどうかは別物ですが、日本のアーバンポップスとして聴きごたえのあるアルバムになってきたのは確か。

でもやっぱり、聴きごたえは出てきても、自分にとって切実に必要な音楽ではないな。