このアルバムのレビューをすっかり忘れてました。

My Bloody Valentine "Loveless" のリマスター盤です。

言わずと知れたシューゲイザーの名盤という評価のこのアルバム。
自分にとってはロックの空白期間にリリースされたため、初めて聴いたのがせいぜい1~2年前の話です。
その時初めてCD聴いた時の印象が、なんて音の悪い録音レベルの低いCDなんだろう、ということ。
これじゃシューゲイザーだからノイズの塊りなのか、録音が悪いからそうなってるか、定かではないとマジで思いましたね。

たぶんみんなもそう思ってたんでしょう。
だからリマスターが待ち望まれてた。

そしてケビン・シールズの手によってリマスターされたのがこれです。

Loveless: Expanded Remastered Edition/Sony UK

¥1,800
Amazon.co.jp


あまりにも値段の高い国内盤は最初から対象外で、輸入盤を買って聴いてみました。

あの音楽の音が良くなる、分離が優れるって、どういう音になるんだろう、ワクワク。
しかもリマスター違いのバージョンがふたつもあるし。

・・・。

え、どこが違うんだよ。
音の割れ方も、録音レベルもまんまじゃないの。
しかもバージョンふたつとも。
低音から高音まで、分解能も含めて。
ほとんど何も変わってない。

おそらくマスターテープ自体の音のクオリティがこのレベルだったんだろう、リマスターして効果上げようと思うこと自体が間違ってたんだな、と思うことに。
そもそもこのアルバム自体、最近の音楽に囲まれて聴くとそんなに刺激的でもない普通のデキ(ああ言っちゃった)。

でも国内盤、3800円するんだよ、これで買った人、ほんとに可哀そう。
国内盤はBlue-Spec版のCDで、ブルーレイのクオリティで再生できるってのがうたい文句だけど、もともとの周波数帯域が狭いシューゲイザーロックでそれやってどんな意味があるんだろう。
身長測るのに、マイクロメーターまで測れる高価な測定機を売りつけられてるようなもの。
まったく意味のない品質をつけられて、価格をつり上げられて、価格は輸入盤の倍以上。

まあ、彼らを愛して病まないファンならそれでもいいと、出るだけでいいと、言うのかもしれませんけどね。

しかしこれだけ違いのわからんリマスターも珍しい。