2009年だったかの自分の年間ベストアルバムの1枚に選んだ、 Joe Henry

あんまり自分が良く聴くカテゴリーのミュージシャンではないけれど、ジャンルを超えた音楽としての素晴らしさと音への高いこだわりにヘビロテでした。
その時のアルバムは、 "Blood From Stars" 。
そして、それ以来のアルバム "Reverie" を昨年リリースしました。

Reverie/Joe Henry

¥1,515
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高い完成度で自分の世界を創り込んだ感のある前作に比べて、比較的ラフでシンプルな創りのアルバムです。
録音もスタジオに入って完ぺきを期すのではなく、郊外の一軒家を借りて機材を持ち込み、基本一発録り。
窓もオープンにしての録音。
遠くに聴こえるクルマの音などの環境も、音楽とともに収録されてます。

もともとプロデューサー出身で、ソロアルバムをリリースしたら評判だったところからスタートした人なので、こういったアイデアはお手のものなんでしょうね。

そういったライブ感溢れる制作にも関わらず、その品質感はしっかりと維持しているのがさすが。

この人は声も渋く、歌もうまい。
最小限のバッキングをかぶせ、ミュージシャン自身がリアルに感じ取れる音楽になってます。



最近、人工的に創り込まれた音楽よりも、ミュージシャン個人をひりひりと感じ取れる音楽に心ひかれることが多くなってます。

対極にいるのは、だれがやっても変わらない、ミュージシャンの入れ替えが効く、ヒットさせるために作られた音楽。

世の中には、そんな音楽があふれ、街中で垂れ流されています。

聴きたい人は聴けばいいのだけれど、暮らしているだけで半ば強制的に聴かされるのが、どうにも不快です。