自分にとって永遠の夏の日を連想させる傑作アルバム Steve McQueen でデビューした、 Prefab Sprout
彼ら(といってもパディ)の卓越したソングライティングやサウンドスケープは、唯一無二という言葉はまさにこのためにあるのだ、というくらい素晴らしいもの。

活動期を通じて何枚ものアルバムをリリースしましたが、代表作と言えば Steve McQueen と Jordan The Come Back をイメージする人が多いのではないでしょうか。

もちろん自分も大好きだし、何度聴いたかわからないアルバムたち。
一番好きなアルバムを選べと言われれば、やっぱりこのどちらかでしょうね。

そしておそらく、一番手が上がりにくいのがこのアルバムなんじゃないでしょうか。
活動期におけるラストリリースとなったアルバム。

"The Gunman And Other Stories"

Gunman & Other Stories/Prefab Sprout

¥1,125
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ラストリリースといっても、活動を止めてから久しぶりにパディのソロアルバム的にリリースされた Let's Change The World With Music は除きます、念のため。

彼らのアルバムには、強烈に季節感が乗ってきます。
季節感と分かち難く、アルバムの記憶が定着します。
そのほとんどは夏なんですけどね。

唯一、夏じゃないのがこのアルバム。
なぜか、晩秋のイメージです。
このアルバムのリリース直後に、秋の紅葉が終わりかけている八ヶ岳に旅行に行き、このアルバムを聴き続けていた影響も大きいと思いますが。

そこでの冬に向かうひんやりとした空気感、暖炉で燃える火の暖かさのイメージが強い。

青春のイメージではなく枯れて行く晩秋のイメージが、彼らのグループ活動が終焉を迎えたアルバムに結びついているのが不思議。
ウェンディがすでに脱退して、あの夏の風のようなコーラスが入っていないのも理由のひとつかもしれません。

これだけ美しい曲を書ける人はそうそういないのではないかと。


このアルバムには、たくさん好きな曲があるんですが、YouTubeで見つけられたのはこれだけでした。
残念。
2001年にリリースされたアルバムだけど、日本盤は結局出なかったんじゃないかな。
やっぱり、あんまり人気がないアルバムなのかも。


このアルバムをこの記事を書くため検索して初めて分かった事実。
自分はこのアルバムのタイトルを Cowboy Dream だとずーっと思いこんでいて、それは大きな間違いだったこと。

ちょっとショックです。