元旦の日経新聞の記事によると、世界の主要国での音楽産業の規模は、パッケージメディアの販売が配信に食われて縮小が続いているとのこと。
日本でも前年から8%減少したそうです。
ところが意外に大幅な縮小をしているのが、アメリカです。
日本以上に音楽配信によりCDパッケージの販売が落ち込み、なんと昨年の音楽市場規模は、日本がアメリカを抜き、世界1位になっているのが確実だとのこと。
日本ではCDが市場全体の8割の売上シェアを持っているのに対し、アメリカは4割に低下している。
それだけ音楽配信の普及スピードが速いんですね。
それがアメリカを世界2位に甘んじさせた。
まあ、イギリスの凋落はわかっていたとはいえ、アメリカですら日本に市場規模を抜かれるくらいにヤバいということ。
日本市場は縮小してもアメリカはなんとかもっている、というのがイメージだったので、ちょっとショック。
とはいえ、音楽配信自体も前年割れという状態。
何が日本の音楽市場を支えているかというと、ライブ人気だそうです。
2010年のデータですが、日本での公演入場者数は10年前に比べて57%増、売り上げも55%増。
2011年の音楽DVDの生産額は、前年で10%以上増加。
アルバムは買わずにYouTubeで済ましておき、お気に入りのミュージシャンのライブには足を運ぶ。
そんな構図が浮かんできますね。
それとAKB48現象と、K-POPブームで、お金持ちの大人がCDシングルなどを○○買いしてるのも大きいでしょう。
ただそんなものは一時的であって、AKB48現象は一時的にはCD売り上げに貢献しても、長い目で見れば音楽文化の破壊につながるのは間違いないので、プチバブルが日本の音楽産業を支えてるのに過ぎません。
質の高いインディを排出するアメリカの音楽産業の衰退が、一番恐怖ですね。
ネット配信等でミュージシャンが作品をリリースする場所は確保できても、CDというパッケージメディアが無くなっていくのは、物理的なリリースにこだわるリスナーとしては本当につらいところです。
輸入盤を買うことで、少しでもアメリカのCD売り上げに寄与できるのであれば、そうしてあげよう。