平日と休日では聴く音楽がけっこう違います。
平日は騒々しい環境の中、スピード感の速い仕事を中心とした日常のため、どうしても気ぜわしくなりがち。
ストレスも溜まるし、自分を鼓舞しなければならないし。
そうすると聴く音楽もシャッキリパッキリしたものが多くなり、轟音系や強い音やリズムがマッシブな音楽を選びがち。
特に外で聴くときはそんな感じがほとんどですね。
逆に休日は。
むしろそんな気分を払拭したいし、なによりもゆったりと過ごしたい。
音楽を聴いて刺激も受けたいけど、ホッとする気分にもなりたい。
別にイージーリスニングであったり、空気のような音楽を流したいわけじゃないんですよね。
やっぱり主体性を持って、存在感のある音楽を聴きたい。
その音楽につつまれると、自分の心持ちがニュートラルになるような、過度の悲観も行き過ぎた楽観も修正してくれるような、そんな音楽が最高。
最近、愛聴しているのは、 Wilco 。
彼らの音楽は、カントリーオルタナなどと言われたりしていますが、やはりアメリカンな空気感のあるロックをベースにしていることは確か。
カントリー色が色濃く匂う曲もたくさんあります。
Whole Love/Wilco

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でも、彼らの音楽、ジェフ・トゥイーディの書く音楽に特徴的なのは、ノイズの存在なんじゃないかと思ってます。
ギターの音だけでなく、ジェフの歌声も独特のノイズが乗っている。
しかもそのノイズが実に心地よく、独特の刺激になって彼らの音楽を特徴付けてる。
そして、もうひとつの特徴が繊細さ。
実に繊細に音を重ね、メロディラインにも繊細なノスタルジーの味付けがある。
たぶん、このノイズの存在と繊細さが、彼らの音楽の通底に流れる暖かさが重なり、癒しのノイズとして自分に機能してくれてるんじゃないかと思ってますね。
楽曲も行き過ぎないアバンギャルドさを中心としたものから、いかにもアメリカンロックの王道的な曲や、メランコリックな味付けが心地よいカントリー的なものまで、実に幅広い。
休日は、陽の光を浴びながら Wilco を聴きながら過ごすに限ります。
まさしくタイトルのとおり、これを聴きながらトロトロと・・
他にも、陽の光を浴びる古き良きアメリカの田園風景が似合うロックはたくさんあって、休日の自分の気分にぴったり。
それぞれに音楽のイメージにあった土地の風景や空気感のイメージがあります。
Band Of Horses のやるロックは、Wilco よりももう少し田舎の方。
Real Estate はもうちょっと素朴な地方。
Arcade Fire の The Suburbs は、もう少し街よりかな。
意外に Grizzly Bear もこの系譜にはまり、自然と融合した洗練された都市のイメージ。
そんな風に、アメリカンなロックを風土で色分けしてみて、その気分で聴くのも格好の気分転換。
昔は、こういった開放的なアメリカンなロックはそれほど好きじゃなくほとんど聴きませんでしたが、やはり年齢によるものか、それともアメリカンなロックが変わってきたのか。
いずれにしても、好きな音楽が拡がって楽しみが増えるのは、なによりです。