St.Vincent "Strange Mercy"
Strange Mercy/St. Vincent

¥1,221
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アニー・クラークのソロプロジェクト、St.Vincent (たぶん、サンヴァンサン)。

まるで、ポップで端正な芸術作品を聴いているような気分になる音楽。
白紙のキャンバスに、自分の感性で色とタッチを変えながら絵を描いていき、それが音楽として実る。

決して単純ではないけど、難解ではなく、そこからはミュージシャンの個性が溢れんばかりに香って来ます。

音楽性はまったく違うけど、Dirty Projector を聴くときにも同じ感覚を受けますね。

既存の枠やパターンに捉われない。

受け入れるのに、聴き手の感性の柔軟度がある程度必要な音楽。

ノイジーだけどキレがいいギターの音の質感と、割とノーマルなボーカルの声のミスマッチなバランス。
静と動の織りなす、絶妙のアグレッシブなバランス。

全体で俯瞰すると、不思議とニュートラル。

そう、このアルバムが持つ独特のバランス感覚がとても好きです。
まさにクリエイティブ。

アルバム最初の収録曲。彼女の世界観がバランスよく出た曲。




柔らかなる静。


ギターのキレ味がたまりません。


一音一音まで気を配って創られたサウンドスケープ。
どの曲の完成度高く、全部を貼りたいくらいです。

聴いても聴いても、飽きない。

でも、こういう音楽ほど、言葉で語ることのむなしさを感じますね。
とにかく聴いて、感じてほしい。

やっぱり、音楽は自分の耳で聴くものだから。
言葉は時に障害となるし、人の意見も同じこと。