イタリア発の音楽。
ロックで言えば、あまり最近では心当たりがありません。
自分が知らないだけだと思うけど、先日レビューしたDanger Mouse の Rome がイタリア人作曲家とともにイタリアで制作された、それくらいしか思い当たりません。
昔は、イタリアンプログレを良く聴いたもんです。
イギリスのプログレでは感じられない独特の情感に大きな魅力がありましたね。
時々、その情感に浸りたくて引っ張り出してきます。
今日ご紹介するのは、イタリアの4人組、 The Vickers のセカンドアルバム、 "Fine For Now" 。
彼らの日本でのデビューアルバム。
FINE FOR NOW/THE VICKERS

¥2,200
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イタリアも、USインディの影響力から無縁ではいられないようです。
今の世の中、イタリア人のメンタリティがどうのとか、地中海気質が音楽性にどうのなど、ほとんど関係がなくなってる気がします。
ブルックリンにまたひとつイキのいいグループが登場しましたと言っても、違和感ありません。
それくらい、ネット化、グローバル化の波によって、南欧の国ですら巻き込んでしまうほどにボーダーレス化が進行し、情報は瞬時に世界を駆け巡り、新しい音楽や刺激的な感性がお互いに響き合うのでしょう。
これは当りでした。
時々、アルバム買って一度聴いたら、その後1日に何度も連続リピートして聴いてしまうアルバムがあります。これはその1枚。
何回も続けて聴くといっても、いい時ばかりじゃなくて、どうもピンとこない、こんなはずじゃないんだけど、という時も何度も聴きます。
むしろ最終的にダメ出しするアルバムの方がたくさん聴いてた、なんてこともありますね。
珍しく、タワレコ渋谷店の店頭試聴で見つけたアルバム。
店頭試聴との相性は最悪だったけど、たまにはいいこともありますね。
時々ノスタルジックなきらめきを見せるメロディを歌うボーカルに、切れ味のいいギターがからみ、爽快感溢れるロックに仕上がってます。
どの曲も、完成度が高い。
キラーチューンが何曲かあって、これがいい。
ぴちぴちしてますね~
日本にも同じ名称のグループがいるんですね、実は。
そこと間違えないようにしてください。
あえてイタリアならではの特質を挙げるとすれば、ギチギチに作り込むのではなく、ゆる~い感じを残しながらスカスカ感を醸し出しているところでしょうかね。
そして、かなり脳天気。このあたりがラテン気質か?
そしてなんとも気の抜けるこのジャケットのアートワーク。
音聴かなきゃ、ぜったいに買わないデザインかも。。。