言うまでもないことだけど、音楽の楽しみの醍醐味は、常に新しいものを追いかけて、聴いた音楽のカタログを誇ることではなく、好きになった音楽を徹底的に聴きこんで、その世界に浸り、自分にとってかけがえのない音楽たちを増やすことです。
使い捨てのモノのように新しい音楽が出たらとっかえひっかえに聴き散らかすことはしたくない。
しかし1枚のアルバムと付き合うには、時間が必要です。
どうしても音楽が自分の中で熟成するのを待つ時間が必要です。
最初からガツンときて、その感動が持続するアルバムもあるけれど、そうじゃない音楽もたくさんある。
今日聴いたこの1枚。
聴くたびに自分の中に食い込んでくる気がします。
力強さと温かさと生命力。
シンプルな構成ながらも、シンプルな構造だからこそ、こんなものたちが、この音楽からはにじみ出てくるような気がする。
ときどき、よく練られたメロディと歌、そして若干のノイジーさが加わったギターさえあれば、他に何もいらないと思うことがある。
年間ベストの上位に食い込むでしょう、きっと。
このアルバムのレビューはしたので、改めてはしませんが。