実はデンジャー・マウスとは相性があまり良くないんですが、これはなかなか気に入りました。

デンジャー・マウスと、TVドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のサントラにも関わったイタリア出身の作曲家ダニエル・ルッピとのコラボレーションアルバム、Danger Mouse & Daniele Luppi
"Rome"

$ノスタルジックなノイズたち

イタリアン・マカロニ・ウェスタンの映画のサウンドトラックをイメージして制作されたアルバムです。

サンプリングを用いず、エンニオ・モリコーネのスタジオを中心にアナログレコーディングにこだわった。
ローマのオーケストラなど、イタリアの現地ミュージシャンを起用。
制作に5年の歳月をかけた。

このこだわりが、これだけのエキゾティックな雰囲気を創り出すことに成功したのでしょうね。
音楽というものは、それを創る場所の空気感がマジックに変わることもありますから。
サウンドトラック風に仕上げるというアイデアも、サウンドスケープを強化することにつながってます。

そしてゲスト・ボーカルに、ジャック・ホワイトとノラ・ジョーンズ。
特にノラ・ジョーンズが才能の冴えを見せ、アルバムコンセプトにふさわしい独特の世界観で歌ってます。



こういうインストもいい雰囲気で盛り上げます。


featuring ノラ・ジョーンズ


インストをもう1曲。


featuring ジャック・ホワイト


テーマの選び方は違えど、やはりデンジャー・マウス色というものが色濃く感じられます。
良くも悪くも、ささくれた感触の、粗い独特なダーク感。

前作である、Sparklehorse と David Lynch との共作 Dark Night Of The Soul では、そのダーク感とSparklehorseに対して自分が持っているイメージにズレとなって出てきてしまい、自分にとっては今一歩不満足なデキでした。

しかし今回のアルバムは、彼の持つキャラクターとエキゾティックな世界観とフィットしているように思えます。
それとも5年間という制作期間など、丁寧な仕事が功を奏したのかもしれませんが。