巷で絶賛のFleet Foxes のセカンドアルバム、 "Helplessness Blues" 。

いいアルバムであることは間違いないんですけど、こんな感じだろうという想定内のデキ。
なぜそこまで絶賛する?という感じなんですが。
ファーストからの進化。
基本線は確実に維持しながらの、順当なクオリティアップ。
最初に聴いてから、聴きこむに従っての印象の変化。
劇的に良くなるわけでもないが、確実にフィットしてくる。
歌もメロディも質は高いけれど、彼らよりもいい歌と良いメロディはたくさんあるくらいの良さ。
穏やか過ぎはしないけれど、刺激的でもない。
聴き流すことはできないけれど、集中して聴きこむほどでもない。
失望もないけれど、大きな驚きもない。
10曲目でちょっと羽目を外すだけ。
安心して気持ち良く聴けるけど、魅惑的ではない。
平平凡凡な音楽かといえば、そこそこに個性的。
たぶん、自分が昔からプログレに親しんできたのも原因かもしれませんね。
GenesisにしてもYesにしても、アルバムに1曲はこういうアコースティックで牧歌的な曲が収録されてました。中にはそういった曲を主体に活動してるグループもあったし。
いわば聴きなれたボキャブラリ。
新しさよりも音楽の普遍性を感じるべきもの。
まあ、エレクトロやラップなどが当たり前の世代にとっては、逆に新鮮に映るのかもしれませんね。
ガンガン聴きこむというより、ふとした時に聴きたくなり、この世界にしばし浸る。
そんなアルバムだと思います。
高評価過ぎるのが、逆に不安です。
本当は、こういうグループには長く地道に活動を続けて欲しい。
好きになった人が長くじっくり付き合えるように。
ある種、サブ・ポップレーベルと契約したのが運命を決めたのかもしれませんが、流行りものとして、消費するような聴き方、持ち上げ方は止めて欲しい。
お願いだから、2011年最大級の話題となること間違いなし、とか言って不当に煽った宣伝はやらないでほしいもんです、日本発売元さん。