最初に聴いた時は、肩に力が入り過ぎていたのか、やや印象が弱かったんですが、2周目からはもう絶賛モード。
やはり期待通り、というか内容的には期待のしようがないんですが、自分の期待を軽く凌駕してくれるだろうという意味での期待どおり、でしたね。
圧倒的です。唯一無二の存在ですね。
そして、今年になってリリースされた、圧倒的な存在のアルバムが2枚。
Radiohead "The King Of Limbs" と、 James Blake"James Blake" 。
James Blake は感性剥き出し。
肥大した感性そのもの。
その独善的な捩じれたバランスが魅力。
それに対し、Radiohead は肥大した感性を理性で統御し、理詰めで音楽を創る印象です。
James Blakeも共に脳に直接作用する音楽だけれど、より理性を強く感じるのがRadiohead。
今回のアルバムはミニマル的なものも含めリズムが強化された印象があるけれど、そのリズムもカラダから湧き出てくるというよりも、頭で創られ、理性でコントロールされたリズム。
サウンドスケープも、混沌と思える部分ですら完ぺきに理性でコントロールされたバランス。
湧き出たというよりも、創り上げられた完ぺきな音楽。
James Blake は、天才が持つ感性そのものがカタチになった音楽だとすると、Radioheadは天才がその才能に奢らず努力を重ね磨き上げて創った音楽。
まるでイチローのようだな。
だから今回のアルバムも、事前の予想が不可能な地点への、必然の進化であり、必然の深化なのでしょう。
最新のRadiohead は常に最高のRadiohead であり、それは誰にも似ていず、そこは誰にも到達できない。
それはRadiohead の必然であり、真価。
最新アルバム、どれも素晴らしい曲たちばかりだけど、特に気に入っているのが、Feral と Codex 。
Codex は、 How To Disappear Completely を彷彿とさせる美を極めた名曲。
Feral は、メロディレスのサウンドコラージュ的な曲。
Radiohead のメロディが好きな人には不評な曲でしょうね。
でも、こういう曲は普通のミュージシャンがやってもろくなものにならないけれど、彼らほどの感性があるから、ここまでのクオリティに持っていかれる。
Radiohead も James Blake も、できるだけ低音がしっかりと出る環境か音量で聴くことをおすすめします。
今回のアルバムは、けっこう低音が特徴的です。
これがしっかり聴けると、また別の顔が見えてくるかも。