土曜の朝日新聞の別刷り Be On Sunday のトップ面に「うたの旅人」というコーナーがあります。
今週はイーグルスの呪われた夜One Of These Nights の特集でした。
ちょうど今日はわりと暖かで、ちょっと外に出た時に日差しの柔らかさと空気のにおいが春の片鱗を見せてくれていたので、たまにはイーグルスでも聴くか~と思い、 Eagles の3rdアルバム One Of These Nights を聴きながら、この記事を読んでました。

ホテル・カリフォルニアは爛熟するアメリカ社会への警告の歌だというのは知っていたし、このアルバムも大好きなんだけど、この3rdアルバムから彼らの問題意識の流れが始まっていたことは知りませんでした。
改めて聴いてみると、やはりいいアルバムです。
演奏もタイトで、ギターの音もいい。
そしてメロディーとドン・ヘンリーを中心としたボーカルが素晴らしい。
この特質は、今では Band Of Horses あたりにしっかりと引き継がれているなと感じますね。
しかし、メンバー間の確執は相当なものがあったんですね。
この記事を読むまで知らなかった、3rdアルバムのレコーディング途中で脱退したバーニー・レドンというバンジョー担当のメンバーの存在。
彼が脱退するきっかけはドン・フェルダーの加入により、カントリー路線からハードなロック路線に舵を切り始めたことのようですが、そのドン・フェルダーも後にバンドを解雇され、暴露本を出版しました。
そして、録音で一音でもはずしたら最初から録り直すことを何度も命じる、完ぺき主義者のドン・ヘンリー。
それだけの軋轢とこだわりが傑作アルバムを産み出したんだとも言えますが、ストレスのかたまりだったというレコーディング作業も含め、バンドの解散にまでつながったのは表現者の持つ宿命でもあるのかもしれません。
やはりこの曲のトーンに魅かれます。曲調としてはアルバムの中でちょっと異色でしたが。
これも名曲です。
New Wave にハマっていた頃、アメリカンロックのその楽天的でのんびりとした雰囲気が嫌いでしたが、最近はこういうのもいいな~と思います。
その分だけ、過激な音楽を聴く機会も減って来ました。
年齢とともに、まるくなってきたんでしょうかね。
USインディが創りだす音楽も、このイーグルスを生んだアメリカの土壌が色濃く反映されているものがたくさん見受けられます。
やはり、風土と音楽とは密接にからんでいるのだな、と実感させられます。