日本代表は強くなった。
何よりも精神的にタフになったんじゃないだろうか。
サッカーの日本代表のことです。
昔は1点リードしてても、追いつかれたら勝ち目は薄くなったし、逆転でもされようものなら負けが決まったも同然でしたが。
悲壮感とか気合で勝ちを掴み取ったというよりも、実力どおりに追いつき、逆転できた。
遠藤と長谷部と本田の経験と安定感がもたらしてくれた自信なのかな。
今回のアジアカップは、中近東のチームがちょっと前の日本のように、追いつかれたり逆転されたら脆かったですね。
これじゃトップ4に食い込めないのも無理はないです。
アジアのサッカー界は、東高西低の勢力図。
ところで、カタールのメツ監督が、日本はアジアのバルセロナとか言ってました。
韓国戦の前半戦はそんな雰囲気も出せたシーンもありましたが、オーストラリア戦ではほとんど形になりませんでした。
なんでしょう、あの違いは。
やはりイニエスタがいないからかな。
もちろんメッシも、シャビもいないけど。
バルセロナのMF、スペイン代表のイニエスタ。
現在のサッカー選手で最高峰の一人だと思います。
自分の一番好きなサッカー選手のひとり。
FWではないし、ガンガン点をとるタイプでもないので、名前を知らない人も多いかもしれません。
周りに誰が居ようと、悪どいファウルをもらわないかぎり自分のサッカーができる。
あの独特のドリブルと決定的なパス出しができる。
南アのW杯決勝の録画を何度見たでしょうか。
この人のサッカーは、ほんとに見ていて飽きません。
誰が誰だか、判別つきにくいと思いますが、だいたいドリブルしてたりパスを出してるのが、イニエスタです。
イニエスタを評する言葉で、僕のすごく好きなエピソードがあります。
昔、バルセロナでスタープレーヤーだった現監督のグアルディオラが現役の時、急速に力をつけて伸びて来たシャビに対して、グアルディオラが言った言葉。
「君が僕を引退させることになるだろう。でもその先、君を引退させることになる選手がすでにいるよ。それがイニエスタだ」
それほどの可能性を光らせていたイニエスタ。
まだ引退しないで済んでいるシャビとイニエスタは、バルセロナとスペイン代表で、世界一といっていい中盤を組んでいます。
こいつら、相手が強くなればなるほど、本領を発揮してきます。
今の日本代表に欠けてるのはここですね。
自分達の持つテクニックを相手がだれであろうと出すことができるか。
速いパスとそれをピタリと止めるテクニックまで昇華できるか。
体格の問題じゃありません。
イニエスタもシャビも、決して大きくない。
日本代表もきっとできるはず。
まずは、香川に、それができるってことの手本を見せて欲しい。