2010年、ひさびさに音楽をたっぷりと聴いた1年でした。
やはりブログを始めて、みなさんに大いなる刺激をいただいたことが最大の要因です。
そして音楽を聴く環境を変えました。
部屋のオーディオで聴くのが中心でしたが、ポータブル用に使っていた音の悪い iPod をやめてデジタルアンプ搭載のウォークマンに換え、イヤホンも解像度の高いものに変えたことによって、ポータブルなリスニング環境でもある程度の満足感を得られるようになったのも大きいですね。
そうやって聴いてきた音楽たち。
自分なりの年間ベスト10を選びました。
選出は、感覚的に10点満点をつけ、特別加算としてこれからの音楽の新しさを創るきっかけになりそうなものには1点を追加するという方法で行いました。
実は一番悩ましいのが10位なんですよ。
要はベスト10の最後の1枚ということで、どれを切り捨てるか非常に悩ましい。
そして今年は同点で4枚が並んでしまいました。
その中からそれぞれに素晴らしさがあり、どうにも優劣をつけられなかった3枚を10位とすることにしました。
10位タイ Tame Impala "Innerspeaker"

オーストラリアのサイケデリック。実は自分が苦手(よーわからん)なロックジャンルのひとつにサイケあるんですが、このグループは音も創りも60年代サイケのど真ん中です。
それなのに、最初聴いた時に魅かれるものがあり、アルバムを購入。
でもやはりアルバムを何度聴いてもそれ以上の感覚にならず、ああやっぱりこの傾向はダメかと思っていたらある日、スコーンと抜けました。
そういう意味では、今年もっとも回数聴いたアルバムかもしれません。
そのおかげか、今年の酷暑の青空の印象がこのアルバムには強く刻まれてます。
けっこう中毒系の音楽です。
10位タイ Of Montreal "False Priest"

アメリカ・ジョージア州出身のミュージシャン、ケヴィン・バーンズのプロジェクト。
とにかくあふれる過剰感がこの音楽の特徴。
なんともいえないカオス感とポップ感の融合。
そのノリに身を任せながら、構造をひとつずつ紐解いていくのが、この音楽の楽しみ方。
ちなみに、自分としてはAriel Pink's Haunted Graffiti も同系の音楽だと思ってるんですが、こちらはあざとさが気になり、Of Montreal に軍配。
Ariel も今年楽しませてくれたアルバムには違いないのですが、ベスト10に入れる程には本気になれなかった。
割と聴く人を選ぶかもしれませんが、これはすごくいいアルバムだと思います。
かなりのヘビロテ。
10位タイ The Depreciation Guild "Spirit Youth"

これは先日ご紹介したばっかりですね。
エレクトリックシューゲイザーとでも呼びたくなるような音を出してくれます。
特徴的なのは、陶酔感をもたらせてくれる柔らかいギターサウンド。
メロディックなギターフレーズとボーカル。
レビューした後も聴き続けて、なんでこの音に魅かれるのかわかりました。
自分にはどうしてもその良さが理解できない Deerhunter の最新作 Halcyon Digest 。
そのアルバムで欠落しているものがこのグループのこのアルバムによって満たされるんですね。
それがこのシューゲイザーサウンドなんだとわかりました。
この耳に優しいホワイトノイズがたまりません。
逆にDeerhunter は前作ではいいシューゲイザーサウンドを出してたんですが、新作ではそれが薄れ、自分にとっては印象の薄いアルバムになってしまいました。
でも世間的にはすごく評判が高いですね~
ちなみに、ベスト10入りの可能性が高い、Little Barrie と、凛として時雨の新作は、来年の楽しみに取っておくことにしたため、今回の選考対象外となっています。