9位 Menomena "Mines"
$煩悩の日々

アメリカはオレゴン州の3ピースバンドMenomenaの4作目。
たぶん、アルバムとしての完成度だと、10位に挙げたアルバム3枚の方が上だと思います。
ジャケットワークやインナースリーブデザインもコンセプト倒れで今一歩ダサいですし。
でも、彼ら独特のサウンドスケープに見事にやられました。
特に1曲目の Queen Black Acid 。
音の配置や奥行き感、エコーのかけ方まで見事な創りです。
3人だけで構築するこの素晴らしい音空間は、イーノも真っ青。
静かな場所で、解像力が高く定位の良いシステムで聴くとたまらんです。
今後の飛躍に期待したいグループのひとつ。

8位 Villagers "Becoming A Jackal"
$煩悩の日々

アイルランドのフォーク・ロック系ミュージシャン、Conor J. O'Brienのソロユニットが Villagers 。
このアルバムはConor J. O'Brienがほとんど一人でやってるそうですが、シンプルながら素晴らしい音楽を創ってくれました。
特筆すべき特徴があるわけではなく、ミュージシャンとしての資質がそのままに出る音楽。
こういう音楽は、リスナーとして感じるかどうかで評価が大きく変わるでしょう。
僕は見事にハマりました。
初秋から晩秋にかけてのヘビロテでした。
どちらかというと、真っ青に晴れた日よりも、どんよりとした寒々しい日の方が似合います。
派手さはないけど、アイルランドの風土感が感じられる名盤。

7位 Special Moves / Burning : Mogwai
$煩悩の日々

mogwai 初のオフィシャルライブアルバム。
この7位は、付属DVDも大きく寄与してます。
もちろんライブCDも素晴らしいですが、彼らの音楽にこの映像がついたところが圧倒的な存在になってます。

それと僕にとって、初Mogwaiであったということ。
この音楽に初めて出会う時のインパクトはかなり大きい。

音楽がもたらす恍惚とか陶酔の極致。
圧倒的なギターノイズと光と影だけで創ったような映像。
時々映し出される観客も恍惚とした表情を浮かべてる。
聴くたびに、見るたびにドキドキします。
ロックのカタルシスを感じることのできる1枚です。

こうして見ると、7~9位あたりは、個性的な作風のアルバムが並びやすいというか、選びやすいのかも。
大勢の人にウケやすい音楽ではなく、好きな人にはものすごく響く音楽。
スケール感やボリューム感よりも、バランスを崩してでも自分の信じる世界観をカタチにしようとする。
こういうの、好きです。