先日ご紹介した Violens もそうですが、USインディのブルックリン発と言ってもひと括りにはしにくいほど、バリエーションが幅広くなってきましたね。
その言葉は、新しいロックの息吹の代名詞くらいに考えていた方がいいのかもしれません。
これもNYブルックリン発のUSインディですが、音楽的な目新しさはそんなにありません。
基本はシューゲイザーですが、音の感触が面白い。
The Depreciation Guild のセカンドアルバム "Spirit Youth" 。

明らかに基本はシューゲイザー的なロックなんですが、電子音などのエレクトロニックな要素も隠し味以上に使ってます。
ヴェルベットの感触を持ち、柔らかさ、暖かさすら感じるサウンドスケープ。
一聴目のインパクトはそれほどでもないですが、聴くうちにだんだんクセになるような中毒性があるかもしれません。
聴いてると、その柔らかさに引きずり込まれ、とろとろと眠くなってきます。
もちろん、退屈で眠くなるんじゃないけれど、なんとも言えない陶酔感がある。
ヴェルヴェットのような感触です。
ボーカルが独特のボソボソした感じがあるのも影響してますかね。
でもこのボソボソ感がこのバンドの音にあってます。
メロディラインはボーカルが取っているような、ギターが取っているような、不思議な感覚。
ギターとボーカルのツインリードとも言えるような。
これをベースに、Violens と違い、これでもかというくらいアルバム通して世界観に筋が通ってる。
一本調子とも言いますが^ ^
この世界が好きだったらたまらない、と思ってもらえるのではないでしょうか。
エコーの海で穏やかに鳴り響くギター。
しっかりとしたメロディックなフレーズを弾いていて魅力的。
まさに夢見るような浮遊感。
ギターと電子音のバランスがいかにも新感覚なシューゲイザー。
どちらかと言えばボーカルが立ってる曲。なんともいえないいい感じ。
滑らかな疾走感。陶酔感たっぷり。
このアルバム、聴いていて不思議と疲れません。
終わったら、ああもう1回聴きたいから聴こう、となります。
ちょっとした中毒性があるかも。
買ったのは日本盤ですが、US盤とジャケットの色がまったく違います。
そして例によって、日本盤のエキストラトラックがあり、これが本編よりもややラフな創りながら、いい曲なんですよ。
なぜかあまり知られてないし、露出も少なめですが、これはとてもいいグループ。
これからの展開が楽しみです。