異才の女性ボーカルと言えば、十年一日のごとく、ケイト・ブッシュであります。
天才少女と言っても、ケイト・ブッシュ。
デビューアルバム、Never Forever、The Dreaming、Aerial は、女性ボーカルという範疇を超えた傑作アルバムだと思います。
なかでも、The Dreaming はロック史に燦然と輝くアルバム。
すみません、耳にタコですかね。
その天才少女も16才でデビューしてすでに30年以上が経過、一児の母となり、突き抜ける高音ボーカルは中音域を中心とした豊穣なボーカルへと変化しましたが、その魅力は増すばかり。
世の中的には、そのケイト・ブッシュに次ぐ天才女性ボーカルが現れたということらしいですが。
Joanna Newsom ジョアンナ・ニューサム。
アメリカのフォーク系ミュージシャンですが、ケイト・ブッシュのピアノに替わり、彼女の持ち楽器(?)はハープです。
最新のアルバム "Have One On Me" は、2004年のデビューアルバムから3枚目のアルバムとなりますが、その音楽の純度が高くなってきている印象です。

ハープの弾き語りを基本フォーマットとしながら、さまざまな楽器を絡めて来ます。
彼女の音楽には、そのシンプルな構造からは想像できない深みがありますね。
たしかに、ケイト・ブッシュを彷彿とさせる印象も曲もありますが、やはりジョアンナ・ニューサムの圧倒的なオリジナルな世界。
独特のキャラの強い世界ですが、じんわ~り、心に入り込んでくる音楽。
純度の高い声と、繊細なアレンジ。
孤高の才能がもたらす唯一無二の世界。
このアルバムが退屈だと感じるか、刺激的な音楽と感じるか。
静か目で穏やかな展開の音楽といっても、不思議な緊張感があって、リラックスできるかというとそうでもないところが、面白い。
良し悪しではなく、その人の音楽観や聴き方によってもその音楽から与えられる印象は、大きく変わってくると思います。
彼女ならではの軽やかな曲。
この曲が一番ケイト・ブッシュの雰囲気があるでしょうか。
いまどき珍しい3枚組。
実はまだ、1枚目しか聴いてません。
まず、これをじっくり味わおうと思ってます。
2枚目は来年に封印を解こうかな。
さらっと流してはもったいない音楽。
付き合い方もじっくりしないと。