衝撃。

なんという破壊力。

世界最高の強度をもつ鋼で作ったカミソリのような音楽。

なんとこれ創ったのが日本人。
それも3ピースのバンド。

これだけのエネルギーを発散する音楽は、欧米でもなかなかないです。

凛として時雨 (あ、グループ名です。知らない人のために念のため)。

実は僕もこの名前を知らず、J-POPのひとつだろうくらいの認識でした。

僕はJ-POPを聴くくらいだったら演歌でも聴いたほうがマシ派なので、J-POPってほとんど知りません。

もちろん、J-POPの中にも優れた音楽を創ってるミュージシャンはいるでしょう。
でも、その9割は音楽を商売とだけ見ている人たちが、流行りを作るため、消費させるために作り出しているのが現実だと思っています。

CD屋にいくと、明らかに洋楽の棚よりも、J-POPの棚の方が大きい。
そんなに必要なのか、J-POP。

それと、J-POPの源流には、80年代に流行ったニューミュージックというものがあり、ニューミュージックというものにも違和感を感じていた僕なので。

そういうわけで、J-POPギライの僕はそっちには近づかないようにしているため、そことの境目が曖昧になりがちな日本のロックにも疎くなります。

日本語で歌うロックはけっこう違和感がある時代があったし、やっぱり、ロックはイギリスがNo.1であり、あとはヨーロッパやアメリカだ、という先入観も、大きかった。

あと自分の問題として、音楽では圧倒的に音が好きで歌詞にはあまり関心がないため、日本語の歌詞は聴いている時にヘタに意味が見えてきて音への集中が途切れるので、むしろ英語でわからないほうがいい、ということも影響しているでしょう。

確かにロック聴いてて歌詞を聴いてないってのは、片手落ちだとはわかってるんですけどね。

へたに言葉の意味が見えると、自分で勝手に創り上げるその音楽の世界観と、軋轢が生じてしまうんですよね。
理解力の悪い脳みそで中途半端に歌詞を聴くよりは、音に集中して自分の脳の中で感覚的かつダイレクトに音像を結ばせたい。

歌詞をちゃんと、まじめに創っているミュージシャンにとっては、とても悪いリスナーだと思います、自分でも。

ところで。

彼らのアルバムを初めて聴いて唖然とし、すぐにCD屋に駆け込んだら、新譜は売り切れ中。
でも聴いてショックを受けたアルバムは、実は最新作の1つ前、Just A Moment だったことを知り、それでいいや、まったく問題なし、とそっちをお買い上げ。
$煩悩の日々

というわけで、今回ご紹介するのは彼らの最新アルバム、Still a Shigure Virgin? ではありません。
そちらの方は改めて。

そんなわけで歌詞を読みこんでいないし、そもそも自分の貧弱な詩的感性では、この難解な詩の意味なんてわかりっこありません。
JPOP Xfile というくらいなので、おそらく彼らによるJ-POP批判なんだろうと勝手に決めて、音楽を聴いてます。
この破壊力で、消費されるために作られたようなJ-POPを一掃してくれ~なんて思いながら聴いてます^ ^




やっぱり、一番すごいと思うのは、切れ味が半端じゃないギターかな。
ボーカルのかん高さと相まって、異様に中高域にエネルギーが集中したロック。
すがすがしさすら感じる疾走感、密度感、単純ではない進行、カタルシスをもたらすブレイク感。

暗闇の中、何かに向かって手探りすらせずに突き進んでいるような性急さ。

彼らは、熟成、落着き、安定感などという言葉とは無縁。

まだしばらく、このままでいて欲しい。