ノイズ、って好きなんです。
そもそもノイジーな音楽が好きだし、楽曲に突然インサートされるノイズもたまらない。
80年代のニューウェイブやオルタナティブは、ノイズを中心に創られたと言っても過言ではありません。

エレキギターの音がなぜあれほど味わい深いものになるのかは、ノイズのおかげなんだと思います。
電気を通して歪んでくる音。
もちろんアコースティックな楽器にも大なり小なりノイズは入っているけれど、エレキギターの音はエフェクター通すことによって、半端じゃないくらいのノイズが含まれてます。

だから単独で鳴ってても、太い厚みと存在感が出る。
ロバート・フリップの70年代に出していたギターの音は最高です。

ところで、Mogwai

初めてオフィシャルなライブ盤が出ました。 "Special Moves / Burning"
ライブを収録した、CDとDVDが一枚ずつ。
収録曲は違っています。
$煩悩の日々

実は、Mogwai は聴いたことがなかったんです。
なので、スタジオ盤の内容もわからないし、もちろんライブも観たことがない。

ライブ盤で初めてそのミュージシャンの世界に接することになりました。
なかなかないです。
Deep Purple のライブインジャパン以来かな。

なので、オリジナル盤を知らないでの評価です。

こういう世界があったんだ。
ものすごい好み。

基本的にホワイトノイズ乗りまくりのギターが主役です。
それもほとんどがインストゥルメンタル。

とにかくギターの音がいい。
ギタリストがリミックスに参加したことで、ライブで出そうと思っているギターの世界観を再生することに成功したと言えるでしょう。

陶酔感と恍惚感に満ちた音楽。

美しい静寂からの音の洪水へ、はっきりともたらされるカタルシス。

ノイズを轟音を、暴力的ではなく、美として見せることができる。
彼らの音に対する美意識はすごい。

サウンドスケープ的には、初期のピンクフロイドのサウンドへの共通性を感じるところもあります。
ユージン、斧に気をつけろ、みたいなね。





CDだけでも大満足なんですが、もう一枚のDVDもすごい。

モノクロで撮られた映像。
モノクロというと、地味に聴こえますね。
言い方を変えると、光と影だけで撮られたライブ映像。

彼らのライブが、光と影だけで再現されています。
夜に暗い部屋で見ると、光のフラッシュが焚かれているかのようです。

彼らの恍惚感と陶酔感に満ちたホワイトノイズにあふれた音楽が、この光と影によりさらに増幅される。

至福です。

最初のカットはコンサート前の雰囲気を見せるものですが、バックグラウンドに鳴っている音楽はBGMかと思っていたら、すでにそれは楽曲の始まり。
次第に陶酔感が増して行き・・


いやー、たまらん、Mogwai 。
本物のライブが観たい。

と、いいながらもこのアルバム、そんなに回数聴いてません。
だから、まだどの曲がどれで、という選別はまったくできてません。

いいんです。
最初に与えられたインパクトがすごい音楽は、そんなに聴かないんです。
聴きたい感がピークになった時に、聴く。

それが、ガツンとくる音楽の聴き方だから。