待ってたんですよ~
サマソニにも出演したオーストラリアのグループ Tame Impala
1stアルバム、Innerspeaker
$煩悩の日々

Belaさんのとこで知って、おおカッチョイイ~と感動、アルバムの発売を待ってたんですが、発売延期に次ぐ延期でようやく先日発売されました。

Amazon の直輸入盤はあったのですが、なにしろ4000円近い値段で、高い。
HMVのサイトで予約して3点まとめて購入。
1600円くらいで買えた計算になり、しめしめ、と思っていたら。

HMVの銀座店の閉店セールに山積み。
セールで輸入盤全品表示価格の3割引きなので、1260円・・
ちょっと複雑。

で、到着してから5日間、こればかり聴いております。

先日ご紹介の Yeasayer で、彼らのサイケ的な部分が自分には理解できない、と書いた僕ですが、この Tame Impala は完ぺきにサイケであることが一目瞭然。

それほど、このグループの音は、ジャージーな60年代的サイケデリックです。

印象としては、不思議とさわやかなサイケですね。
ファズが強くかかったノイジー(不快という意味ではない)なギターなどがもたらすトリップ感、浮遊感のある音楽。
色彩を感じるトーン。




USインディが80年代ブリティッシュファンにとって新鮮で刺激的なように、この音楽も刺激的。
でもなんでもありの今の時代では、特別な驚きはない、といったところでしょうか。

ただ、いまだに自分のアタマの中の音楽整理箱にスムーズに収容できないんです。

とっても面白いと思って何度も聴いているのだけれど、好きな音楽に特有の音楽に没入していく感じが来ないんですよ。
常に冷静に聴いてる自分がいます。

Dirty Projectors などは、最初違和感を感じても、何回目かでスコーンと抜けてきましたけど、これはなかなかそうなりません。
ジワジワと来てる気はするのですが^ ^

たぶん、クリームとかザ・バーズなどの時代の音楽への経験・傾倒が自分にはなかったことが大きいのかな、と思ってます。

自分のベースとなる音楽への嗜好性。

例えば、少年の時にロックが好きに成り始め、ビートルズにはまる。
その後にどういった経路をたどるのか。

ツェッペリンやディープパープルのハードロック路線に取りあえず入門したあとで、どの系統に行くのか。
さらにヘヴィなメタル系に走る人、プログレに目覚める人、ストーンズなどの若干渋めにのめって行く人、ブルースが好きになる人、ポップスなどの聴きやすい方に戻る人、音楽に飽きてしまう人。

この時の経験や嗜好性が、その後の音楽人生でけっこう大きな役割を果たす気がします。
ここで好きになったものは、その後も好きであり続け、苦手意識を持ったものは、感覚的に避ける。

その人の大きな音楽への流れ、嗜好性が創られるのだと思いますね。
もちろん、その後に変わっていくことも多いですが、けっこう根深く残るものも多いのでは。

僕も、ちょうどそのころクリームのアルバムを買いましたが、ほとんど聴きこんだ記憶がありません。
感覚的に入り込めない世界だった印象が残ってます。

そういうわけで60年代サイケ的な音楽は、面白く新鮮と感じられても、無条件にのめりこむことができなくなってるのだろうと、解釈してます。

でも、聴く回数を重ねるたびに、いいなあと思う回数も増えてるのも確かで。

特に今は、こういったジャージーなノリ勝負ではない、音楽が構築された方の曲に魅かれてますね。




でももしかしたら、これからもジワジワと効き続け、年末のベストアルバムの選定で絶賛してるかもしれません。

ちょっとそんな予感もあります。

何回も聴きたくなる音楽は、やはり良いということだし、聴く回数を重ねるたびに印象が変わっていくところが音楽の不思議、ということで^ ^