大マジメです。


今日の特集は、森昌子。


ある時までは、キライなジャンルの演歌系歌手のひとりでした。自分にとって。


しかし、ある時を境に、彼女の評価が激変。


たしか、彼女が森進一と結婚するかなにかで、歌手を引退する年の紅白歌合戦。

ここで彼女は、トリを務め、持ち歌の「哀しみ本線日本海」を歌ったのです。


誰か、見た記憶のある方、いらっしゃいますか~


別に紅白のファンでもなかった僕は、それまでなんとなくテレビを見てるだけでしたが、この歌が始まり、次第に視線がというか聴覚が、テレビに釘付けになりました。。


なに、これ。


もともと歌唱力には定評があり、持ち歌もかなり歌いこんだ熟成状態。

たぶん、彼女も引退する年の紅白でのトリ、ということで感情も高ぶっていたのでしょう。


ものすごい感情の奔流です。

歌いながら、存在が震えているかのようです。


もちろん、というか、途中から涙にくれてます。

それでも声は慟哭のように、溢れだします。


周りで見ている出演者も、皆泣いています。

別に彼女の引退が悲しくて泣いてるんじゃありませんね。

彼女の放つ波動に、揺さぶられているのです。


ここまですごいパフォーマンスは見たことがありませんでした。

言葉にならない。

テレビから聴こえてくる歌を聴いて、鳥肌が立ちまくる経験は初めてでした。


あまりの感動に、正月明け早々に、レコード屋にかけこみ、哀しみ本線日本海が入っている、森昌子のLPを買いました。

そこに収録されている歌があっさり歌われているのに、ショックを受けたことは言うまでもありませんが^ ^


その後しばらく、その時のパフォーマンスがもう一度観たくて仕方がありませんでした。

でも録画してなかったし(当時はビデオがあったかどうか)、もちろんYouTubeなんてものもありません。


しばらく諦めてたんですが、YouTubeが出てきたので、検索してみました。


でも、その時ズバリの映像はないんですよね。


ということで、探した中でもっとも近いと思われる歌唱です。

紅白ではなく普通の歌番組でしょうか。


1985年バージョン


これだけでも、かなりの歌唱ですが、これに感情の奔流が加わったと、想像してください。

存在が、震えてたんですよ~


ちなみに、この歌で紅白のトリを最初に務めた1981年のバージョンがありました。

紅白のトリだからそれなりの気合いとともに臨んでいるはずですが、先ほどの1985年バージョンとは、深みも凄みもまったく異なります。


1981年紅白バージョン


ウマいのも確かですし、キレイに歌ってますが、存在感が圧倒的に違ってます。


しっかりとした実力の歌手が、その持ち歌を年月ともに熟成させた時の完成度は、やはりスゴいものがありますね^ ^