アルバムを聴く時、その曲を聴いたらおしまい。
そんなアルバム、ありませんか。

他の曲がダメなワケじゃなくって、その曲がスゴ過ぎて、それだけを聴きたくなったり、それだけ聴いて満足しちゃう。

自分にとってこのアルバムと、この曲はその代表でしょうか。

ピーター・ガブリエル 。曲は Intruder

以前も書きましたが、僕の音楽観を思いっきり揺さぶり、その後の指向を大きく変えてくれた曲です。
スティーブ・リリホワイトとヒュー・パジャムのプロデュース+エンジニアリングで生まれた、このドラムの音。
ドラムはフィル・コリンズ。

このゲートエコーでバシッと余韻を断ち切ったスネアの音は、まるで鋼鉄の楔を脳天に打ちこまれ続けてるかのように感じたものでした。

当時のニューウェイブやオルタナティブに与えた影響も大ではないかと。
XTCのBlack Sea のドラムの音も、この系統ですね。

時々、無性に聞きたくなります。
で、これ聴いたらスッキリ。

もちろん、Game Without Fronteers や Biko も素晴らしい曲なんだけれど、自分にとってはIntruder が圧倒的なんですよね~
できるだけ大きな音で聴くといいです。


その曲の持つ磁力が強すぎて、他の曲が霞んでしまったり、アルバムとしてのバランスが崩れ気味になってしまう曲。
それはそれで、すごいことではありますね。

ピーガブの場合はそうならなかったけれど、こういう曲ができてしまって不幸になるミュージシャンもけっこういます。

デビュー曲が大ヒットしてしまい、永遠にそれだけを歌い続けることを求められ、それしかリクエストされない歌手、とかね。

これはレベルが違うか。