どこかで読んだ、USインディの勢いに対抗できるUKは Foals、という文章。
大いに期待しました。
そいういうわけで1stは聴いてませんが、この2ndでは音楽的に大変身、大進歩したらしいです。

Foals "Total Life Forever"
$煩悩の日々

自分としては、今はまだ、素晴らしい、の一歩手前という印象。

あまりエフェクトをかけてない1音だけ使ったリフのようなギターが印象的ですが、何かが強くリードをとって引っ張っていくのではなく、基本的に2本のギターとキーボードによるアンサンブル(というか全体の組み立て)を重視して音空間の広がりを創る、個性的なサウンドスケープのグループですね。

最初はちょっとあっさりしたイメージを持ちました。
特にボーカルが弱い気がして。
メロディラインがあっさりとして淡泊な曲がわりとあります。
このボーカルの弱さが全体のまとまりにつながってるのかもしれませんが、このあたりは個人的な好みも入ってます。

意識的にエモーショナルになり過ぎることを避けていて、冷静に音楽をしてる。

個別曲では、やはり Spanish Sahara はすごくいいと思う。
静かな前半から後半に向けて盛り上げ、音に厚みを持たせていく。
このあたりは、やはりイギリス勢ならではという印象。


そして今のところアルバムで一番好きなのがこの曲、2 Trees 。
この曲でのサウンドスケープはどことなくRadiohead を感じさせるものもあったりして。


音創りという面では、きらめくものを持ってる。
今のところ、ボーカルよりも、インストゥルメンタルパートに比重を置いた曲の完成度が、高い気がします。

今はまだ試行錯誤中で、USインディ勢に対抗できるだけのエネルギー感にはやや欠ける気がしますが、その創られるサウンドスケープが充分に期待できる可能性を持ったグループ。

次のアルバム、より密度の高いものを期待できるんじゃないでしょうか。