僕は、昔からソニーのファンです。
30代以降の年代には、けっこうそういう人多いんじゃないでしょうか。
最初にソニーというブランドを意識したのは、ガキのころ、スカイセンサーというバカでかいラジオを見たときですかね。
これが、スカイセンサー。モノラルでFMが聴けるだけでした、良く考えると。
まわりの少年たちは、このラジオに熱狂したものです。
今から思えば、じゃあそれで何を聴くんだい?と言われても、特に聴きたいコンテンツはなく、この当時にしては近未来的なラジオを自分のものにしたいだけだったような・・
次は、カセットデッキ、デンスケですね。
そして、ウォークマン、CDプレーヤー、ディスクマン、プロフィールプロ、コクーン・・・
僕の音楽や映像は、ソニーが再生してきてくれました。
今からして思えば、ソニーは、その時代に絶対に欲しいもの、を出していた。
そしてソニーが創った商品や提唱する規格は、僕らの生活を楽しく変えてくれた。
ブランド力というものは、広告などのコミュニケーションだけでは、定着させることはできない。
ブランドづくりの基本は、商品体験・サービス体験であり、その積み重ねがブランド力を創る。
広告などのコミュニケーションは、ブランドに入るきっかけづくりだったり、その世界の強化ができるだけ。
It's A Sony. などの、ブランドのショルダーコピーは、その周りにブランドのイメージをたくさんくっ付けて行ってもらうための、核みたいなものですね。
人それぞれ、自分のブランド体験をその核の周りにくっつけて、その人にとってのブランドができる。
そのブランドが産み出す商品に積極的になればなるほど、ブランドの力は強くなる。
だから自分が積極的な商品体験をしてきてないパナソニックに対しては、ブランド力は相当希薄になる。
使ってた商品がたまたまパナソニックだっただけです。
その商品が何をしてくれた印象も特にありません。
だから今までナショナルだった冷蔵庫をパナソニックと言われてもね。
パナソニックには何も感じないです。
むしろ、冷蔵庫や掃除機までパナソニックと言われると、自分との距離が遠いブランドだという意識が強くなるだけで。
企業戦略としてブランドを利用されてる、としか感じられません。
パナソニックファンの人、関係者の人、ごめんなさいね。
でも、ソニーのブランド力も落ちてきました。
規格争いをし始めて、VHSに販売力で負けたところから、ケチがつき始めましたね。
唯我独尊の商品企画では、販売競争に勝てなくなった。
そして、ソニーらしさが無くなってきた。
商品体験がどんどん希薄になっていくでしょう。
10年後に、ソニーは強いブランドとして、残っているのでしょうか。