昔、レコードの時代、ボウイの新譜Heroesが発売になる直前のこと。


最初聴いて戸惑ったLowが、やはり素晴らしい変身だったことが納得でき、発売が決まったHeroesへの多大な期待。

レコードは、発売日前日の夕方にはレコード屋に入荷していることを突き止めている僕は、当然学校が終わったその足でレコード屋に行くことに。


あの~、明日発売なんですがデビッド・ボウイの新譜、入荷してますか?


ああ、ちょっとお持ちください。


お~い、○×便、もう入ってるか~

・・今開けてます~


便は入ってるみたいなので、ちょっとお持ちください。

発売延期でなければ、あると思いますよ。


・・・


これですね、今伝票をチェックするので。

2500円、頂戴します。

(おお、伝票には3枚の入荷と書いてある。ボウイ様の新譜なんだから、明日来てたら売り切れてたかも)


てなわけで、行きつけのレコード屋の見なれた袋に入れてもらい、無事ボウイのHeroesを手に入れた僕は、急ぎ足で家に帰るのでした。


店頭では、今回のジャケットがモノクロで、ボウイがヘンな格好してることをチラッと見ただけです。

家にかけこんだ僕は、急いでジャケットを取りだします。

う~ん、左右の瞳孔の大きさが違う。やっぱボウイだ・・(当たり前だ)


ついに目の前に登場したボウイの新譜。

学校を出てからこれまでの時間が、走馬灯のように駆け巡ります。

ああ、ついに手に入れたんだ・・



そして時は今。


ネットでCD頼んだりするケースが増えてきました。

店頭行っても置いてないとか、まとめて買えば安くなるとかの場合です。


ネットでCD注文するのって、なにか大事なこと忘れて用事済ましてるような気がして、どーも物足りないんですよね。

店頭行って、あれこれ探して、ジャケットをひっくり返しながら、あーでもないこーでもないと、悩みながら買いたいものを絞っていく。


これも、音楽を手に入れる前の重要な儀式だったですけどねー。

これから聴こうとする音楽への期待感を高める大事な前フリ。

それは、欲しい新譜を買おうと、CD屋に足を向けた瞬間から始まってます。


ところがいきなり、ネットでクリックしてくだけ。

宅急便で、段ボールに入って届いた機能的な梱包。

便利には違いないけど、どこか違和感がぬぐいきれず。


時代がそういう流れだし、ネット対応流通が整った結果だよ、と言われればその通りではありますが。


もちろん、届いた音楽の中身に問題はないし、聴こえてくる音楽が違うわけもない。


それに、最近のCD屋の店頭在庫、見るもムザンな少なさです・・

H○Vなんて、壊滅的。

会社の関係で銀座方面で買うんですけど、銀座には2店舗あったのが、数寄屋橋店が閉店。

残った銀座店も、ロックの棚が大幅縮小になってる。


仕方がないので、新譜以外は、渋谷のタワレコまで足を伸ばしてます。


ネットで買えば、在庫豊富、しかも安い。

店舗では在庫少なく、価格も高く、行く手間がかかる。


それでも、CD屋に足を運びます。

好きなものに囲まれた場所に行くワクワク感。

昔好きだったアルバムのリマスターが売ってたりしてた時のうれしい悩み。

この行為自体が好きなんだから仕方ありませんねー。

いつまでもCDは店頭で売ってて欲しいです。