ロジャー・ウォーターズといえば、後期ピンクフロイドのコンセプターですが、もう一人の中心人物デビッド・ギルモアとの確執は、今までもこのブログで何度か触れてきました。
正規ピンクフロイドのラストアルバム、The Final Cut では、ロジャーがピンクフロイドを乗っ取り、ギルモアですらスタジオミュージシャン扱いして決定的な亀裂が入ったわけですが、事実上のリーダーとしてロジャーがピンクフロイド解散!と言っても、残りのメンバーが勝手に疑似ピンクフロイドを継続してアルバムを発表しました。もちろんロジャー抜きです。
このアルバム、毒気の抜けたムード派ピンクフロイドが創ったBGMとしてしか評価してませんが、この時期にロジャーが創ったソロアルバム、Radio Kaos も Pros And Cons Of Hitch Hiking も、コンセプトに音がついていかず、中途半端なアルバムになってしまいました。
セールスとしては、疑似フロイドの圧勝です。ワールドツアーも大成功。
もうロジャー、本気出せよ、って感じでしたね。
そして創られた3枚目のソロアルバム、Amused To Death 。

まるで、The Final Cut の続編のようなサウンドスケープを持つこのアルバム。
まさにロジャーのソロアルバムに求めていたものを出してくれました。
ギルモアがいなくなって、一番ロジャーの音楽に欠けているものが、彼の情感豊かなギターだったことがわかります。
亡きリック・ライトのキーボードは、アニマルズあたりまではピンクフロイドの世界を創るのに欠かせない要素でしたが、ウォーターズにとって、The Wall 以降、音楽の質を自分の目指す方向に変えて行くときに、情緒的な音楽空間を創る彼のキーボードは不必要なものになったのでしょう。
そこで、Amused To Death でギルモアのギターを埋める手段として起用したのが、なんとジェフ・ベック。
このアルバムで、ジェフは、ギルモア的な泣きのフレーズを見事に弾いています。
ウマ過ぎて、シャープ過ぎて、次元が違ってて、ギタープレイに引き寄せられてしまうのが、難ですが^ ^
欠けたピースは、やはりここにありました。
ウォーターズの乾いた叙情性とでいうべき音楽性に、やはりギルモア的なウェットな叙情性は欠かすことができないと、ピンクフロイド・ファンは思います。
サッカーで言うと、中盤でのタメに相当するかと。
攻撃の厚みを出すためには、中盤でタメを創れる選手が必要。
中村俊輔とか、遠藤とか。
そこでできた一瞬のタメを利用して、両サイドバックが駆け上がる。
ボランチが前線に張り出してくる。
FWが、DFの裏をかきまわす。
ギルモア系のギターがひとつの音世界を創っている間に、ウォーターズは次の仕掛けに移り、音楽はブレイクし、次の展開を見せ始める。
この流れに欠かせないのが、ギルモアのギターだったことが、よくわかります。
そして、ギルモアがいないと、ウォーターズだけだと、どうしても音楽に明るいトーンがなくなって、暗くなりすぎる。
初期ピンクフロイドの、想像力を刺激される暗さではなく、重い暗さが目立ち始める。コンセプトにはまりこんで、深刻になりすぎるきらいがある。
逆に、ウォーターズが抜けた疑似ピンクフロイドは、ウォーターズの持っていた暗さを無理に演じようとしてるところがありました。
お互いに、自分にないものを相手が持っていて、それを切実に求めている自分がいることを知っていたのではないかと思います。
やっぱり、ピンクフロイドは、ロジャーとギルモアの二人がいたから創ることができた、奇跡的な音楽だったんだなー、と改めて思います。
正規ピンクフロイドのラストアルバム、The Final Cut では、ロジャーがピンクフロイドを乗っ取り、ギルモアですらスタジオミュージシャン扱いして決定的な亀裂が入ったわけですが、事実上のリーダーとしてロジャーがピンクフロイド解散!と言っても、残りのメンバーが勝手に疑似ピンクフロイドを継続してアルバムを発表しました。もちろんロジャー抜きです。
このアルバム、毒気の抜けたムード派ピンクフロイドが創ったBGMとしてしか評価してませんが、この時期にロジャーが創ったソロアルバム、Radio Kaos も Pros And Cons Of Hitch Hiking も、コンセプトに音がついていかず、中途半端なアルバムになってしまいました。
セールスとしては、疑似フロイドの圧勝です。ワールドツアーも大成功。
もうロジャー、本気出せよ、って感じでしたね。
そして創られた3枚目のソロアルバム、Amused To Death 。

まるで、The Final Cut の続編のようなサウンドスケープを持つこのアルバム。
まさにロジャーのソロアルバムに求めていたものを出してくれました。
ギルモアがいなくなって、一番ロジャーの音楽に欠けているものが、彼の情感豊かなギターだったことがわかります。
亡きリック・ライトのキーボードは、アニマルズあたりまではピンクフロイドの世界を創るのに欠かせない要素でしたが、ウォーターズにとって、The Wall 以降、音楽の質を自分の目指す方向に変えて行くときに、情緒的な音楽空間を創る彼のキーボードは不必要なものになったのでしょう。
そこで、Amused To Death でギルモアのギターを埋める手段として起用したのが、なんとジェフ・ベック。
このアルバムで、ジェフは、ギルモア的な泣きのフレーズを見事に弾いています。
ウマ過ぎて、シャープ過ぎて、次元が違ってて、ギタープレイに引き寄せられてしまうのが、難ですが^ ^
欠けたピースは、やはりここにありました。
ウォーターズの乾いた叙情性とでいうべき音楽性に、やはりギルモア的なウェットな叙情性は欠かすことができないと、ピンクフロイド・ファンは思います。
サッカーで言うと、中盤でのタメに相当するかと。
攻撃の厚みを出すためには、中盤でタメを創れる選手が必要。
中村俊輔とか、遠藤とか。
そこでできた一瞬のタメを利用して、両サイドバックが駆け上がる。
ボランチが前線に張り出してくる。
FWが、DFの裏をかきまわす。
ギルモア系のギターがひとつの音世界を創っている間に、ウォーターズは次の仕掛けに移り、音楽はブレイクし、次の展開を見せ始める。
この流れに欠かせないのが、ギルモアのギターだったことが、よくわかります。
そして、ギルモアがいないと、ウォーターズだけだと、どうしても音楽に明るいトーンがなくなって、暗くなりすぎる。
初期ピンクフロイドの、想像力を刺激される暗さではなく、重い暗さが目立ち始める。コンセプトにはまりこんで、深刻になりすぎるきらいがある。
逆に、ウォーターズが抜けた疑似ピンクフロイドは、ウォーターズの持っていた暗さを無理に演じようとしてるところがありました。
お互いに、自分にないものを相手が持っていて、それを切実に求めている自分がいることを知っていたのではないかと思います。
やっぱり、ピンクフロイドは、ロジャーとギルモアの二人がいたから創ることができた、奇跡的な音楽だったんだなー、と改めて思います。