ボウイのアルバム、Station to Station 。

前作 Young Americans で、レコーディングスタジオからミュージシャンまでフィラデルフィアで揃え、エセ・ソウルを思いっきり繰り広げたボウイ。
その前の Diamond Dogs からのあまりの変化(予兆はありましたが)にビックリするも、それはそれで、とても楽しめるアルバムでした。
同じベクトルの制作を続けることのないボウイですから、その後どこに行くかは常に注目の的。
ところが、この頃のボウイは薬物中毒にによって肉体的にも、精神的にも追いつめられており、新たな過剰を追い求める余裕はなかったのではないでしょうか。
結果として選択したのが、前作で追い求めたアメリカ黒人音楽を、白人でありヨーロッパ人である自分が、いかに消化して自らに取り入れることができるか、というもの。
アメリカ黒人音楽にまんまと乗っかって仮面のように使う前作の手法と、ここでやろうとしていることは、同じものをベースとしながらも真逆の方向性であり、むしろミュージシャンとしての誠実さが好ましいと個人的には思っております。
このアルバム、大好きです。
何しろ、余分な過剰をそぎ落として、かなり筋肉質な音楽がそこにはあります。
曲数は少ないですが、どれもとても良くできたもの。
ポイントは、リズムセクションとボウイの歌、ですね。
黒人音楽の要素も、ふにゃふにゃしたソウル系ではなく、むしろファンク系と呼べるもの。
そしてギターが、前作からタッグを組んでいるギタリストのカルロス・アルマーにアール・スリックを加えた二人体制。
これは、このアルバムの白眉、"Stay"。
ここに出てるジャケットは、レコードとしての発売時にジャケットとして採用されていたものです。
クリアな音でフレーズを弾いてる片方の横で、ノイジーなカッティングを刻んでいるもう一人。この二人のギターによるリズムセクションが、このアルバムのサウンド面でのポイントですね。
ゴールデンイヤーズなんて、曲自体はわりと普通ですが、このギター聴いてるだけで面白い。
もうひとつのポイントであるボウイの歌ですが、他のアルバムと違って、歌い上げてる曲が2曲あります。
Word On A Wing と Wild Is The Wind 。
ともに曲もいいし、ボウイの切々と歌い上げるボーカルも素晴らしいです。
いやあ、ボウイのアルバムはどれも一言では語りつくせないものばかりです。
このアルバムの制作を通して、自己のアイデンティティを見つめ直すスタート地点に立ったボウイ。
次のアルバムは、ヨーロッパ人であることの立脚点で、深く低く沈み込みながら制作を開始しました。
これが、新たなる傑作を産み出すことになるのですが。

前作 Young Americans で、レコーディングスタジオからミュージシャンまでフィラデルフィアで揃え、エセ・ソウルを思いっきり繰り広げたボウイ。
その前の Diamond Dogs からのあまりの変化(予兆はありましたが)にビックリするも、それはそれで、とても楽しめるアルバムでした。
同じベクトルの制作を続けることのないボウイですから、その後どこに行くかは常に注目の的。
ところが、この頃のボウイは薬物中毒にによって肉体的にも、精神的にも追いつめられており、新たな過剰を追い求める余裕はなかったのではないでしょうか。
結果として選択したのが、前作で追い求めたアメリカ黒人音楽を、白人でありヨーロッパ人である自分が、いかに消化して自らに取り入れることができるか、というもの。
アメリカ黒人音楽にまんまと乗っかって仮面のように使う前作の手法と、ここでやろうとしていることは、同じものをベースとしながらも真逆の方向性であり、むしろミュージシャンとしての誠実さが好ましいと個人的には思っております。
このアルバム、大好きです。
何しろ、余分な過剰をそぎ落として、かなり筋肉質な音楽がそこにはあります。
曲数は少ないですが、どれもとても良くできたもの。
ポイントは、リズムセクションとボウイの歌、ですね。
黒人音楽の要素も、ふにゃふにゃしたソウル系ではなく、むしろファンク系と呼べるもの。
そしてギターが、前作からタッグを組んでいるギタリストのカルロス・アルマーにアール・スリックを加えた二人体制。
これは、このアルバムの白眉、"Stay"。
ここに出てるジャケットは、レコードとしての発売時にジャケットとして採用されていたものです。
クリアな音でフレーズを弾いてる片方の横で、ノイジーなカッティングを刻んでいるもう一人。この二人のギターによるリズムセクションが、このアルバムのサウンド面でのポイントですね。
ゴールデンイヤーズなんて、曲自体はわりと普通ですが、このギター聴いてるだけで面白い。
もうひとつのポイントであるボウイの歌ですが、他のアルバムと違って、歌い上げてる曲が2曲あります。
Word On A Wing と Wild Is The Wind 。
ともに曲もいいし、ボウイの切々と歌い上げるボーカルも素晴らしいです。
いやあ、ボウイのアルバムはどれも一言では語りつくせないものばかりです。
このアルバムの制作を通して、自己のアイデンティティを見つめ直すスタート地点に立ったボウイ。
次のアルバムは、ヨーロッパ人であることの立脚点で、深く低く沈み込みながら制作を開始しました。
これが、新たなる傑作を産み出すことになるのですが。