3大ギタリストの中で、ギタリストとしていまだバリバリに活動してるのはこの人でしょうね。
ジェフ・ベック。
以前、ロニー・スコッツ・ライブでの素晴らしいギターについての記事を載せましたが、あの時と同じサポートメンバーによるEmotion & Commotion 。

$煩悩の日々

とはいえ、バックにオーケストラを抱えての曲も数曲あります。
こうなると完全に自己陶酔、自己満足の世界。
オレの情感たっぷりに歌わせられるギターでどこまでやれるか、やってみようか。
クラシックにも違和感なく溶け込めるぜ!
トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」、なんてオペラ歌手に成りきってますね。



ハードドライブな曲もいくつかありますが、全体的な印象として、これはもうロックではないし、心躍る音楽でもないです。
作品として仕上げようとし過ぎたのが災いしたのか、ベックのギターの存在感が中途半端で、ゆったりした刺激の少ない、昔よくあったフュージョンのようですね(言い過ぎか??)

ロニースコッツでのライブのように、誰がボーカルとろうと、ドラムのパフォーマンスがすごかろうと、タルに視線が集まろうと、俺が主役だ、とばかりにギター弾きまくる方が痛快です。わくわくします。

時代に背を向け、自分の道を突き進む。

いかにもジェフ・ベックらしいですが、今の音楽シーンでの刺激的な音楽に接してると、彼のファンの満足や、彼のギターテクニックに興味がある人以外に、この音楽が影響を与えられることがあるのだろうかと思ってしまう。

もう還暦すらとっくに過ぎたオヤジに、時代を変えるような音楽をと求める方が間違ってるんだろうけどね。
でも、ロニースコッツでのライブのように、彼のやってる音楽でしか得られない感動もあるんだから。

それに、このジャケットも何とかして欲しいなあ。
ギターを抱えて雲間から光を浴びて降りて来る鷲。

これだけで時代に取り残されてる感、たっぷりです。