さて、メロウなイタリアン・プログレの次は、思いっきりマイナーかつ迷惑系の音を。

1970年代後半に活動し、刺激的な音楽を創ったWire というグループがあります。
メンバーは、リーダーのコリン・ニューマン、ブルース・ギルバート、グレアム・ルイス、ロバート・ゴトベッドの4人。
パンクからニューウェイブへとイギリスの音楽シーンが変わり始めた頃ですね。

デビューアルバム"Pink Flag"を発表し、数枚のアルバムを発表した後、1979年メンバー間の方向性の違いから一時解散します。
1985年に再結成するんですが、今回ご紹介するのは、その解散期間に作られたプロジェクト。

ブルース・ギルバートとグレアム・ルイス。
この二人が結成したプロジェクト、Dome。

ポストパンクからニューウェイブの波がさらにアバンギャルドへと変質しているころ。アバンギャルドの一派で、インダストリアルノイズ系の音楽が創られ始めました。

そのインダストリアルノイズ系のひとつが、この Dome です。

聴く人によっては相当不快と思えるノイズ系の音を反復させる音世界。
鑢(やすり)のような音楽です。
自分がガリガリゴソゴソと、削られているようです。

これが気持ちいいか、とにかく不快かは、その人次第。

自身のDomeレーベルからアルバムを3枚出して、その後4ADに移りギルバート&ルイス名義でもアルバムをリリースしました。

$煩悩の日々

その中での最高傑作は、Dome3 というアルバムだと思いますが、当時これを聴くのが快感でね。
相当変なヤツと思われてたかもしれませんが。

なにしろ、道路工事でアスファルトを剥がす機械があるでしょう、あのドドドガガガ、ガチガチガチという音の強さと刺激が好きで、そばで聴いてたくらいですから^ ^

YouTubeでいくら探しても、そのDome3からの曲が見つかりません。
多少不本意ではあるのですが、Dome1, Dome2 からの曲です。




これはMUTEレーベルに移って、プロジェクトの名前が変わり創られたアルバム、Duet Emmo 。
Dome 時代よりも、エレクトロニカの要素が入り始めてます。

Duet Emmo