マッシブ・アタックの新譜。Heligoland 。

$煩悩の日々

脳に、きます。

ミニマルな反復が、微小振動から、リズム、大きな振幅まで、さまざまな音を使って繰り返されてるので、聴いているうちに脳が痺れてきます。

リズムもゆっくりと同じパターンを繰り返します。

そのうち思考がマヒしてきて、脳が休止(眠るともいう)します。
クルマにのって高速道路を走っているとき、段差のリズミカルな振動で眠くなるのに近いかも。

環境音楽を聴いてる時の眠気は、弛緩したことによる眠気。
つまらない音楽を聴いている時の眠気は、たいくつなことによる眠気。

マッシブ・アタックのこのアルバムが誘う眠気は、強制的な刺激を入力されてマヒさせられる眠気。

とまあ、眠い話ばかりを書きましたが、これはかなりの傑作ですね。

引きずり込まれる眠気が代表するように、とても不思議な感触のアルバム。
レディオヘッドのKid A を聴くときの感触に近いものがあるけど、あのアルバムよりもダークな熱を感じます。

地下のマグマを地熱エネルギーとして取りこみ、とても緻密で精緻な動きをする洗練されたマシン。
内包されたエネルギーの存在は感じながらも、けっして熱くはならない。
内側に折りたたまれていくかのような、ダークな存在(なんのこっちゃ)。

滑らかに、緻密に、はじき出される音。
ひとつひとつの音が、とてもいいです。

強い音から繊細な音まで、どれも磨きあげられている。
この音の感触を楽しむだけでも、アルバムを何回か聴けますね。

Splitting The Atom のバックで鳴ってる、冷やかなストリングスの音が大好きです。
Flat Of The Blade のジジジ・・という音がたまりません。

このアルバム、何回聴いても途中で寝むらされているので、曲がいつまでも新鮮に響きます^ ^