もとThe Jam のポール・ウェラーが、ミック・タルボットと結成した、Style Council。
昔、よく聴きました。
基本はロックながら、ジャズやソウルやさまざまな音楽のスタイルを取り入れ、すぐれたポップスとして仕上げるのが得意だったスタカン。

そのセンスとポップスとしての質の高さが幸いしたのか、災いしたのか、日本ではイギリスなどとまったくベクトルの違ったウケ方をしてしまいました。

時はバブルに向かってイケイケの日本経済絶頂期。
1984年にファーストアルバム Cafe Bleu、1985年にセカンドアルバム Our Favourite Shop を出した彼らは、オシャレな音楽の筆頭として、カフェバーなどでBGMとしてかかりまくりです。

$煩悩の日々

そのせいか、ちゃんとした評価を日本でされていたのか?と疑問がフツフツと。

家でセカンドアルバムを聴いていたら、最初は無反応だった妻が、Boy Who Cried Wolf のところになったら、あ、これ知ってると言って、体をゆすり始めました。



おお、この曲いいもんね~、どこかで聴いたことあるんだろ、と思ったら、ディスコでかかりまくってたんですと。
それ以外にも、The Lodgers や With Everything To Lose 、Walls Come Tumbling Down などで、懐かし~とウケまくり。

たしかにノリもいいですし、メロディーはキャッチーだし、音のセンスもいい。
だからといって、ディスコでかけまくって欲しくはなかった。
これはディスコで聴く音楽じゃないよ。

ディスコで聴いてた人たちは、ミック・タルボットのオルガンの音色の素晴らしさを聴いていたのか?
ポール・ウェラーのギターを感じていたのか?

そもそもポール・ウェラーなんて名前に興味なかったでしょうね。

スタカンの音楽性なんて興味のない即席ファンが殺到し、骨までしゃぶりつくされて、次に出したアルバムは惨敗。

イギリスと違い、日本では単なる流行りもののひとつとして消費されてしまい、バブルの終結とともに、忘れ去られる存在になりましたとさ。

でも。
今聴いても、いい味だしてる音楽なんだよな~。