ジェネシスを語る時、ライブをはずして語るわけにはいきません。
その歴史とともに、ライブの形態も変わって来ましたが、常に当代随一のライブパフォーマンスを見せてくれるグループとして評価されてきました。
ガブ期。
なによりも、ピーター・ガブリエルのパフォーマンスが目を惹きますね。
あとの4人は、スタジオで創った複雑な曲を正確にたんたんと演奏していますが、このころのガブの存在感は、その歌のウマさとともに、なぜイギリスのライブアクトで1位をとっていたか、それを証明してくれます。
最近のジェネシスのリマスタープロジェクトのおまけCDで、たくさんの貴重映像がオフィシャルに観れるようになったことは喜ばしいかぎり。
ラム期。
ラムのライブパフォーマンスは話題だったそうですが、このころのキチンとした映像アーカイブが残っていないのは寂しい限り。
ラムの最新SACDリマスターのオマケ映像に、ライブで使用したスクリーン映像が入ってます。
これは貴重。
ラムのフルバージョン音源は、ボックスセットArchives に収録されてます。
やはりラミアにおけるハケットのギターソロが泣かせてくれます。
3人期。
演奏力をバツグンにつけ始めたころ。
ライブパフォーマンスも、ショーとして完成度が飛躍的に高まったのも、この頃。
白眉は、ライブアルバム Seconds Out でしょう。
ジェネシスは何枚ものライブアルバムを出してますが、これが一番。
まだバリライトが発明されていなかったころで、彼らはライトの向きを自由に変えられる方法として、可動式の大きな鏡にスポットライトをあて、鏡自体の向きを動かす、という手法を開発。
これをひっさげて開始したツアーを収録したのが、このアルバムです。
もうひとつのハイライトが、ツインドラム。
フィルがボーカルを兼ねるドラマーということを逆手にとって取り入れたのが、この手法。
何と、最初のコンビとなるドラマーはビル・ブラッフォードでした。
正式なメンバーへのオファーもしたらしいですが、ツアーメンバーだけで解消。
そして代わりにきたのが、チェスター・トンプソンです。
ビル・ブラッフォードは良くも悪くも自分のスタイルがはっきりと確立されている人なので、ジェネシスにきてもそのスタイルは不変。
しかしチェスターは、元ウェザーリポートで、フィルを立たせながら厚みを作るドラミング、という引き出しもしっかり持っている人。
この時期のジェネシスのリズムセクションはカンペキと言っていいでしょう。
そのリズムセクションの素晴らしさが爆発したのが、The Cinema Show ~ Dance On A Volcano ~ Los Endos と続くレコードで言えば、2枚目のB面。
レコードのパワーを百倍に増したようなアレンジで始まる Los Endos でのツインドラムソロからフィナーレにつながっていく流れは、ライブバンドジェネシスのハイライトでしょうね。
そして何よりも、この時期のライブが強く心に残っているのが、初来日コンサート!
そして3人~後、ハケットが抜けた穴をツアーではダリル・ステューマーが埋めて始まった、そして3人ツアー。
そのツアーで日本にも来ることが決まったのです。
ジェネシス来てもそんなに観に行く人はいないんじゃないか、という不安がよぎりながらも、でもけっこう人気があったりしたらマズいからな、などと思いながら迎えたチケットの発売日。
早起きして初電に乗り、新宿小田急ハルクの地下のチケット売り場に着いたのが午前5時半くらいだったでしょうか。
そこにはすでに長い行列が!
こんなにも好きな人がいた、という喜びと、本当にチケット買えるだろうかという不安。
整理券をもらい、10時の発売開始まで友達と喫茶店で時間をツブす。
そして再び並び、11時半ころにようやくチケットを買うことができました。
会場は中野サンプラザ。
席は、比較的前方だが、左そでの方。
コンサート自体、最高であることはもちろんですが、そのSeconds Out でのハイライトをそのまま演ってくれたのが何よりでしたね。
Dance On A Volcano のイントロが始まった時の、至福感。
コンサートでここまでの幸せを感じたのは、この時とキングクリムゾンの初来日でLark's Tougues In Aspic Part2 のフリップのリフが始まった時の2回です。
その時の全身鳥肌+頭の中真っ白状態は忘れがたい・・。
鏡を動かすライティングシステムが、会場の狭さで入らなかったのが唯一の心残り。
この年は、空前の来日ラッシュで、ジェネシスのほか、ジェフ・ベック、キャメル、デビッド・ボウイまで来日して、もともとなけなしの小遣いなのに、いくらお金があっても足りません。
嬉しい悲鳴、とはまさにこのこと。
その後、何回かの来日の度にジェネシスを観に行きましたが、この時の感動は上回れず。
これは、ビル・ブラッフォードとのツインドラム Los Endos 。
これは、チェスター・トンプソンに替わった、Seconds Out 版 Los Endos 。
日本ツアーもほぼこれと同じセッティングです。
最近、巨大なツアーをヨーロッパ・アメリカ中心に実施しましたね。
もちろん観たかったですが、これはDVD When In Rome でガマン。
ジェネシスのライブには、バリライトを中心にした音とシンクロした光の洪水を期待しちゃうんですが、このツアーのステージセットには、それがありませんでした。
中心はステージ後方の巨大LEDスクリーン映像。
この曲の転調に合わせて、このドラムの音とシンクロして、など光の動きを期待しても、そのあたりは妙にあっさりしてます。
不満を感じながら When In Rome を観ました。
しばらくしてふと頭に浮かんだこと。
今回のツアーは、欧米の限られた都市だけで、それも巨大なキャパシティを持つ会場で開かれたコンサート。
ローマなんて10何万人が収容され、縦長の会場だけにステージから一番後までは何百メートルもありそう。
しかも、会場によっては、屋外の日中に近い状態(ヨーロッパは夜まで明るいですから)で開かれてる。
すると、東京ドームの後の方で感じる、光と音のタイムラグが、何倍にもなって発生します。
しかも、いくら強い光といっても太陽光線にかなうはずもない。
こういった悪条件での開催を考え、照明で演出するステージングを諦めたのかもしれない。
できるだけ大勢の人たちが、同じ条件で楽しめる構成にしたのかもしれない。
そう考え、さすがジェネシス、なんて納得したのでした。
その歴史とともに、ライブの形態も変わって来ましたが、常に当代随一のライブパフォーマンスを見せてくれるグループとして評価されてきました。
ガブ期。
なによりも、ピーター・ガブリエルのパフォーマンスが目を惹きますね。
あとの4人は、スタジオで創った複雑な曲を正確にたんたんと演奏していますが、このころのガブの存在感は、その歌のウマさとともに、なぜイギリスのライブアクトで1位をとっていたか、それを証明してくれます。
最近のジェネシスのリマスタープロジェクトのおまけCDで、たくさんの貴重映像がオフィシャルに観れるようになったことは喜ばしいかぎり。
ラム期。
ラムのライブパフォーマンスは話題だったそうですが、このころのキチンとした映像アーカイブが残っていないのは寂しい限り。
ラムの最新SACDリマスターのオマケ映像に、ライブで使用したスクリーン映像が入ってます。
これは貴重。
ラムのフルバージョン音源は、ボックスセットArchives に収録されてます。
やはりラミアにおけるハケットのギターソロが泣かせてくれます。
3人期。
演奏力をバツグンにつけ始めたころ。
ライブパフォーマンスも、ショーとして完成度が飛躍的に高まったのも、この頃。
白眉は、ライブアルバム Seconds Out でしょう。
ジェネシスは何枚ものライブアルバムを出してますが、これが一番。
まだバリライトが発明されていなかったころで、彼らはライトの向きを自由に変えられる方法として、可動式の大きな鏡にスポットライトをあて、鏡自体の向きを動かす、という手法を開発。
これをひっさげて開始したツアーを収録したのが、このアルバムです。
もうひとつのハイライトが、ツインドラム。
フィルがボーカルを兼ねるドラマーということを逆手にとって取り入れたのが、この手法。
何と、最初のコンビとなるドラマーはビル・ブラッフォードでした。
正式なメンバーへのオファーもしたらしいですが、ツアーメンバーだけで解消。
そして代わりにきたのが、チェスター・トンプソンです。
ビル・ブラッフォードは良くも悪くも自分のスタイルがはっきりと確立されている人なので、ジェネシスにきてもそのスタイルは不変。
しかしチェスターは、元ウェザーリポートで、フィルを立たせながら厚みを作るドラミング、という引き出しもしっかり持っている人。
この時期のジェネシスのリズムセクションはカンペキと言っていいでしょう。
そのリズムセクションの素晴らしさが爆発したのが、The Cinema Show ~ Dance On A Volcano ~ Los Endos と続くレコードで言えば、2枚目のB面。
レコードのパワーを百倍に増したようなアレンジで始まる Los Endos でのツインドラムソロからフィナーレにつながっていく流れは、ライブバンドジェネシスのハイライトでしょうね。
そして何よりも、この時期のライブが強く心に残っているのが、初来日コンサート!
そして3人~後、ハケットが抜けた穴をツアーではダリル・ステューマーが埋めて始まった、そして3人ツアー。
そのツアーで日本にも来ることが決まったのです。
ジェネシス来てもそんなに観に行く人はいないんじゃないか、という不安がよぎりながらも、でもけっこう人気があったりしたらマズいからな、などと思いながら迎えたチケットの発売日。
早起きして初電に乗り、新宿小田急ハルクの地下のチケット売り場に着いたのが午前5時半くらいだったでしょうか。
そこにはすでに長い行列が!
こんなにも好きな人がいた、という喜びと、本当にチケット買えるだろうかという不安。
整理券をもらい、10時の発売開始まで友達と喫茶店で時間をツブす。
そして再び並び、11時半ころにようやくチケットを買うことができました。
会場は中野サンプラザ。
席は、比較的前方だが、左そでの方。
コンサート自体、最高であることはもちろんですが、そのSeconds Out でのハイライトをそのまま演ってくれたのが何よりでしたね。
Dance On A Volcano のイントロが始まった時の、至福感。
コンサートでここまでの幸せを感じたのは、この時とキングクリムゾンの初来日でLark's Tougues In Aspic Part2 のフリップのリフが始まった時の2回です。
その時の全身鳥肌+頭の中真っ白状態は忘れがたい・・。
鏡を動かすライティングシステムが、会場の狭さで入らなかったのが唯一の心残り。
この年は、空前の来日ラッシュで、ジェネシスのほか、ジェフ・ベック、キャメル、デビッド・ボウイまで来日して、もともとなけなしの小遣いなのに、いくらお金があっても足りません。
嬉しい悲鳴、とはまさにこのこと。
その後、何回かの来日の度にジェネシスを観に行きましたが、この時の感動は上回れず。
これは、ビル・ブラッフォードとのツインドラム Los Endos 。
これは、チェスター・トンプソンに替わった、Seconds Out 版 Los Endos 。
日本ツアーもほぼこれと同じセッティングです。
最近、巨大なツアーをヨーロッパ・アメリカ中心に実施しましたね。
もちろん観たかったですが、これはDVD When In Rome でガマン。
ジェネシスのライブには、バリライトを中心にした音とシンクロした光の洪水を期待しちゃうんですが、このツアーのステージセットには、それがありませんでした。
中心はステージ後方の巨大LEDスクリーン映像。
この曲の転調に合わせて、このドラムの音とシンクロして、など光の動きを期待しても、そのあたりは妙にあっさりしてます。
不満を感じながら When In Rome を観ました。
しばらくしてふと頭に浮かんだこと。
今回のツアーは、欧米の限られた都市だけで、それも巨大なキャパシティを持つ会場で開かれたコンサート。
ローマなんて10何万人が収容され、縦長の会場だけにステージから一番後までは何百メートルもありそう。
しかも、会場によっては、屋外の日中に近い状態(ヨーロッパは夜まで明るいですから)で開かれてる。
すると、東京ドームの後の方で感じる、光と音のタイムラグが、何倍にもなって発生します。
しかも、いくら強い光といっても太陽光線にかなうはずもない。
こういった悪条件での開催を考え、照明で演出するステージングを諦めたのかもしれない。
できるだけ大勢の人たちが、同じ条件で楽しめる構成にしたのかもしれない。
そう考え、さすがジェネシス、なんて納得したのでした。